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湖北省宜昌市、ライブコマースで春茶を販売

中国では新型コロナウイルスの流行以降、ライブコマースをする動きが活発化しています。
湖北省宜昌市でも、地元の新聞社が地元の有力な茶葉会社と組む形で、ライブコマースを行った様子が報道されていました。

 

好い山と好い水は好いお茶を生みます。また春茶の季節がやってきました。”宜昌を助ける・オンライン春茶まつり”のオンライン配信ルームには茶の雰囲気が漂っていました。数千人のネットユーザーがオンラインで茶藝師の流れるような技術表演を見学し、良いお茶を見極める知識を身につけて、宜昌で作られた新鮮な春茶を購入しました。昨日、宜昌市商務局などの部門の指導・サポートの下で始まった”宜昌を助ける・オンライン春茶まつり”イベントは、初めての品茶のライブ配信を中国茶葉百強企業である宜昌䔥氏茶業で行いました。

毎年3月から4月の間は、まさに春茶を味わうのに良い時期です。宜昌の春茶製品が段々発売されるにつれて、どのようにしたら春茶の瑞々しい緑色と幽玄な香り、厚みのある味わいと形が美しいという特徴を味わえるのでしょうか?どこで新鮮で美しい宜昌の春茶を買えるのでしょうか?29日から、湖北日報メディアグループの三峡晩報と中国晩協と全国のメディアが共同で、”宜昌を助ける・オンライン春茶まつり”のイベントを始め、同時に宜昌の生活消費サービスプラットフォームの”宜品滙”で優待ライブコマースを始めました。

29日の夜7時、宜昌市夷陵区の䔥氏茶業のライブ配信ルームでは、三峡晩報の司会と茶藝師が共同で、全国のネットユーザーに明前の春茶を味わう盛大な宴をシェアしました。90分間のライブ配信では、まず現代の茶葉会社の生産製造技術を見て、宜昌の歴史の長い茶文化を理解し、同時にどのようにして色と香りと味の良いお茶を淹れるのかを学びました。オンラインでライブ配信を見たネットユーザーはのべ2000人を超え、いいねの数は3万を超えました。

宜昌の春茶に注目し支持してくれる消費者に報いるために、䔥氏茶業は今回のライブ配信で購入した人に特別なプロモーションを実施しました。ライブ配信ルームから注文した消費者には、49.9元相当の新茶のギフトをプレゼントするそうです。この日の夜、宜品滙での注文数は100を超え、総販売量は1万元を突破しました。同時に、ライブ配信ルームに入っていた良いねと評価をしたラッキーなネットユーザー30名に、䔥氏茶業から春茶のギフトを郵送しました。

”宜昌を助ける・オンライン春茶まつり”イベントは、今後も宜昌の有名な茶葉会社と継続して実施する予定で、オンラインとオフラインの宣伝を結びつけ、ライブ配信と現地取材などの方法で、全国の消費者に真っ先に品質が優れ価格も手頃な義省の春茶を味わってもらい、宜昌の茶葉会社の販売を助け、茶農家の安定した増収をサポートしていきます。

 

ライブコマースが一般化してきていると報じられがちですが、ある程度の視聴者数を集めるのには、旧来型のメディアや地元の政府、有力企業の後押しなど、さまざまな仕掛けが必要のようです。
それでも、規模的にはこのくらいのアクセス数なので、まだまだ大きく稼げる状況ではないようです。

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