中国茶ファンのためのデータベース&ニュース

  1. 産地情報
  2. 96 view

シーサンパンナ・タイ族自治州勐臘県の今年の春茶動向

プーアル茶の名産地として知られる易武など、著名な茶山を有する雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州の勐臘県の春茶状況について、まとめた記事がありました。

 

春の日差しが温かくなり、茶山に香りが漂います。

雲南の主要着の春茶は続々と茶摘みが開始していくにつれ、雲南の人のタイムラインを開くだけで、すぐに春茶の茶摘みを見たり祝うことが出来ますし、あるいは手ぐすねを引いて茶山に駆けつけます。

今年の主要な茶山の春茶の茶摘み状況はどうでしょうか?価格の動向はどうでしょうか?今日から本紙では、”春の日にお茶を観る”という一連の報道であなたに香りを聞かせ、お茶の理解を深めていきます。

勐臘県は豊富な古茶山資源を有します

シーサンパンナ・タイ族自治州勐臘県は豊富な古茶山資源を有し、易武、蛮磚、革登、倚邦などの著名な茶山が地域内にあり、雲南省でもっとも潜在力のある茶葉の成長重点地区の1つです。勐臘県経済作物管理所へ取材を行うと、2021年の勐臘県の茶園面積は23万畝で、摘採面積は19.14万畝です。今年、勐臘県の天候は昨年と比較すると好転しており、茶葉の産量は昨年よりも少し増え、県内全体の産量は3月末までの春茶産量だけでも210トンに達する見込みで、産出額も5754万元に達する見込みとのことです。

磨憨鎮の今年の春茶価格は1kg25元です。北部の茶区の価格は高く、象明イ族郷の曼松貢茶、易武の薄荷塘茶は1kgあたり高いものでは16,000元以上になり、大樹茶の価格は昨年よりも少し高く、荒山茶の価格も昨年よりも少し高くなっています。

総合的に見ると、今年の春茶の産量は昨年よりも増加し83トンで、産出額も増加し2273万元でm春茶の価格は各地での差が大きくなっており、易武、象明茶区は古樹茶の価格が1kgあたり1000~5000元、台地茶は1kgあたり100~200元、小樹茶の価格は1kgあたり500~700元です。その他の茶区の台地茶は1kgあたり25~60元、小樹茶の価格は1kgあたり100~200元、大樹茶の価格は1kgあたり1000~1500元です。

易武鎮茶区、今年の茶葉総産量は2901.97トンを見込む

易武鎮は勐臘県の東北部の山地にあり、ここは伝統的な普洱茶の主要産地で、易武茶山の茶園面積と茶葉産量は長らく古六大茶山のトップでした。そして有名な”七子餅茶”の産地です。
易武鎮茶葉協会副秘書長の彭雲書さんによると、今年は気温が徐々に高くなるに従って、雨も日照も足りていたので、今年の春茶の茶摘みは昨年より10日あまりも早くなり、古樹茶の茶摘みは基本的には3月末から開始できそうで、春茶の茶摘みが全て終わるのは4月末になるとのことです。

易武鎮の去年の茶葉の総量は2601.67トンで、今年2021年の茶葉の総産量は2901.97トンを見込んでおり、そのうち高山寨茶園が900畝、年間産量で20トンあまりになります。価格の面では全体的に言うと、昨年より高くなるものが半数あまりで、茶葉の価格はそれぞれの茶山ごとに違います。

易武鎮の周囲の小樹茶は1kgあたり600元前後ですが、古樹茶は茶山ごとに価格の変動があり、曼秀の古樹茶は1kgあたり2000~2500元前後で,刮風寨の古樹茶は1kgあたり5000元前後で、薄荷塘古樹茶は1kgあたり16000元以上にもなります。彭雲書さんは、「茶葉の価格の変動の原因は主に天候の要素、茶葉の産量と品質にあります」といいます。易武鎮で栽培、加工された茶葉は、上海、広東、深圳、香港などに販売されていきます。

現在、勐臘県易武鎮には3万畝あまりの古茶園があり、古樹茶の保護については、易武鎮は古樹茶の保護を大変重視しており、『古茶園保護条例』を制定しています。条例と各村の『村規民約』を結びつけ、『全鎮の茶農家、茶荘、茶商の公開状』を印刷して配布し、古茶園の保護の宣伝活動を行い、スローガンの横断幕を掲げ、茶農家や茶商に対して、古茶園や新式茶園に対して、農薬や化学肥料の濫用をしないように要求しています。

このほか、古茶園(樹)の生育する村に対して、全体調査を行い、これを根拠として管理者の責任を明確にし、古茶園(樹)の病気の防止などをおこなっています。古茶園の保護については伝統的な民間の方法が適していると結論づけられ、古茶樹に関する規範と制度をつくり、これを普及させています。典型的な村を古茶園保護と有効な管理模範点として選び、古茶園の分布する村には、郷政府と関連する部門のスタッフが古茶園の保護訓練を実施しており、雑木の剪定、除草、耕作、土の養生、植栽、苔の除去、寄生植物の除去などの古茶園保護技能を身につけています。

倚邦茶山、生態茶の栽培面積は年々増加

倚邦茶山は勐臘県象明イ族郷倚邦村にあり、村民委員会支部書記で主任の彭東海さんは、今年は雨量が十分で、日照も十分だったため、昨年が干ばつと感染症流行の影響を受けたのに比べ、今年の生育状況は昨年よりも良くて、3月の初めには既に春茶の茶摘みシーズンに入り、春の雨が降ってからは正式に茶摘みに入って、頭春の茶葉は基本的には4月20日までに茶摘みを完了する見込みとのことです。

そのうち、倚邦大黒山、猫耳朵は例年よりも半月ほど早く茶摘みが始まりました。倚邦の普洱茶は主に中小葉種が主で、茶の主な特徴は甜、香、柔です。総体的にいうと、倚邦茶は価格の面では変動が大きくありません。その種類の中でも、倚邦特有の茶葉は小葉種の喬木茶で”猫耳朵”ともよばれます。”猫耳朵”の価格は1kgあたり8000~9000元前後で、一般の古樹茶の価格は1kgあたり3000元前後、生態茶の価格は1kgあたり700元前後で、これはここ最近3年間の価格です。

彭東海さんは、「倚邦山古樹茶の栽培面積はだいたい9700畝あまりで、生態茶の栽培面積は年々増加していて、現在だいたい4万畝あまりです。ここ数年お茶を購入するのは一般的には固定した顧客か個人で、お茶を買い付ける会社は西北部、東北地区や広東、新疆などからやって来ます」といいます。

どのようにして倚邦普洱茶の評判を作るのでしょうか。彭東海さんは、「私たち倚邦の普洱茶はずっと茶葉の品質と誠実な経営を重視しています。一つの山に一つの味があり、きっと良いものに分類されると思います」といいます。現在、さらに一部の茶農家は小衆茶を栽培しています。たとえば、大黒山などで、これらの小衆茶にはそれぞれの特徴があります。古茶樹の保護については、彭東海さんは茶葉の栽培に当たっては生態の保護を重視しており、さらに茶葉の品質も高めることになると言います。同時に面積の拡大においては生態の保護に注意する必要があり、さらに茶葉の品質が高いものができることを重視しているそうです。ここまで見たところ、倚邦茶山は現在は主に生態茶を主としており、生態茶の多くは2012年から栽培され始めたものです。

曼松王子山、曼松貢茶古樹茶の今年の価格の値上がり幅は大きくない

曼松貢茶もまた象明イ族郷内にあり、倚邦の茶葉でも曼松茶の味がもっとも良くて、吃曼松看倚邦とも言われます。曼松茶業のマネージャーの張王平さんは、曼松貢茶の成熟した葉の葉脈は一般に8~12対で、大多数は8対だと言います。曼松貢茶の特徴は香、柔、甜、滑で、注目すべき点は幽蘭香で、これが曼松の香気で最も重要な特性です。

王子山の今年の春茶の茶摘み時期は、去年よりも10日あまり早くなり、4月末には曼松王子山の春茶の茶摘みは基本的には終わる見込みです。曼松王子山は100年以上の古茶樹は70本も無く、産量は極めて少ないです。張王平さんは、「2009年曼松王子山の古樹春茶の産量は15kg前後で、2010年の古樹春茶は17kg前後で、当時の価格は1kg2000~3000元でした。今年の曼松貢茶古樹茶の価格は1kg16000~20000元前後で、喬木の価格は1kg2000元以上です。ここ数年、曼松貢茶の価格の値上がり幅は大きくなく、価格は比較的安定しています。現在、村全体で50戸前後が曼松貢茶を栽培していて、全部で茶葉の栽培面積は2000畝あまりで、曼松貢茶の今年の産量は1~2トン前後になる見込みです」といいます。

栽培を恢復してから、曼松の茶園はずっと曼松貢茶古樹の保護を重視しており、森林を保護し、周囲との生態系のバランスを維持し、もっとも原始的な森林の状態を保っており、狩猟を厳しく禁じ、外来生物の入山を拒んでいます。

 

少しマイナーな産地の情報もありますが、今年は全般的に茶摘みが早くなっているようです。
価格は古樹茶が高い一方で、台地茶の価格はそれほど上がっておらず、人気がクッキリと二極化している印象です。

 

産地情報の最近記事

  1. 浙江省紹興市柯橋区、花香型紅茶の研修会を実施

  2. 寒露、安渓鉄観音の茶王が生まれる時期

  3. 台湾との合弁企業が生産する信陽烏龍茶

  4. 人工衛星「安渓鉄観音1号」10月末に打ち上げへ

  5. ジャスミン茶がよくわかる、7つのQ&A

関連記事

PAGE TOP