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新品種”中黄1号”、浙江省の省級品種に

安吉などでも話題になっている黄化品種ですが、浙江省の省級品種になった品種が出てきたようです。

 

中国农科院育成茶树特异新品种“中黄1号”

据中国农科院网站消息,日前由中国农业科学院茶叶研究所、浙江天台九遮茶叶公司和天台县林业特产技术推广站联合选育的特异茶树新品种“中黄1号”通过了浙江省林木品种审定委员会的新品种认定。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0102/article_165450.html

 

中国農業科学院のWebサイトの情報によると、先日、中国農業科学院茶葉研究所、浙江天台九遮茶葉公司と天台県林業特産技術普及所が共同で選抜・育成した特異型の新品種”中黄1号”が浙江省林木品種認定委員会の認定を通過し、新品種として認定されました。

調べによると、茶樹の新品種”中黄1号”は浙江省天台県の在来種の中で自然に黄化した突然変異種で、単株での鑑定、繁殖、品種比較試験などの育成工程を、15年間の年月をかけて栽培されました。この品種は春の新しい梢は黄色をしており、色は鮮やかで明るく、夏や秋の新しい梢は淡い黄色になり、成熟した葉と樹冠の下部、内部の葉は緑色になっており、1年目の挿し木の苗は黄色をしています。芽や葉には産毛が少なく、発芽の密度はやや高く、柔らかさの続く期間もやや長めです。
春茶の一芽二葉には、アミノ酸が7.1%、ポリフェノール13.3%、カフェイン3.3%、水浸出物43.3%(乾燥重量)が含まれ、含有物の比率は整っています。製茶をした茶葉の外観は緑の中に金黄色が含まれ、新芽の香り(栗香)が長く続き、味はアミノ酸味が強くて厚みがあり、葉底は瑞々しい黄色で明るく、特色が明確で、品質的に優れています。
この品種は一般的な黄化あるいは白化品種に見られがちな、適性で劣ることや耐抗性の低さという欠陥を克服しており、抗寒、抗干ばつ力は明らかに他の黄化あるいは白化品種よりも高く、普通の緑茶品種と同じ程度に強く、適応性もあるため、栽培管理がしやすく、普及させるのに十分な潜在力を有しています。

”中黄1号”の育成は、我が国の茶樹品種のバリエーションを豊かにし、特色ある茶葉製品を提供するための品種の基礎となります。現在、子の品種は浙江省、四川省、貴州省などの地域で、普及が始まっています。

 

白化品種や黄化品種はアミノ酸の含有量は多いものの、品種として弱いことが生産上のネックになっていましたが、この”中黄1号”は、そのあたりを克服しているようです。
数年後には、注目される品種になっているかもしれません。

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