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プーアル茶は投資品ではなく飲み物です

今年も高騰を続けているプーアル茶ですが、一部の心ある茶商はこの状況を苦々しく見ているようです。理性的な消費に戻るべきだとの記事をご紹介します。

理性消费普洱 应“以喝代藏”

在当前日趋高涨的古树普洱茶价格面前,一些业界人士依然担忧炒作泡沫再现,希望公众理性消费普洱茶,避免走入不分品种、好坏一概收藏的误区,真正进入品饮为主的理性消费阶段。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0408/article_169076.html

ここのところの古樹プーアル茶の高騰を目の当たりにして、ある業界関係者はバブルの再現を心配しており、一般の人々が品種や善し悪しをコレクションの観点から分別するのではなく、飲むことを目的とした理性的な消費を願っています。

一つには理性で見てプーアル茶を消費して欲しいということです。業界では、古樹プーアル茶やビンテージ茶への投資による利益追求行為が、プーアル茶の勢いをもたらしている重要な要素だと認識されています。しかし、日常的にお茶を飲むという点から言えば、プーアル茶は”古ければ古いほど”良いものだというのは、落とし穴もたくさんあります。

何人かの茶商の話によれば、一般の消費者は往々にして”老”、”古”の字があるプーアル茶こそが良いお茶だと思っています。
ある茶商によると、純粋な古樹プーアル茶は保存価値はありますが、味は必ずしも良いものではなく、自分の口に合うものを選ぶのが最良だ、と言います。

二つ目には、プーアル茶の工場や店は、一般の人々が理性的に消費をし”寝かせるのではなく、飲む”ことを皆、望んでいます。業界内では、プーアル茶の市場価格は全体的に揃って上がっていくべきで、コレクション向けと見做されるようなプーアル茶のみに偏るのではなく、プーアル茶を一般的に飲んで消費してもらうことによってこそ、プーアル茶が国内外でよく売れるようになるからです。

「正常なプーアル茶のマーケットという観点で行くと、大部分のお茶はすぐに飲まれてしまう、というのが正常なマーケットの表現でしょう」とある茶商は言います。盲目的に買いだめを行って、消費のチャネルを塞いでしまうことなく、理性的なプーアル茶の消費こそが価格と品質を良性の循環に戻すことができます。

三つ目には、古樹茶の保護が特に重視されるのです。ここ数年、茶の値段が高いことから、過度に摘まれることが増えてしまい、減産を余儀なくされることになりかねません。産量の減少は市場価格のさらなる高騰を引き起こし、古樹茶の保護にとっての”死の循環”に陥りかねません。
ここ数年、古樹茶の痛み方は劇的に増していて、古茶園の生態環境もまた破壊されてしまっているのです。

 

今、プーアル茶、特に古樹のプーアル茶は、その希少性から投資商品として見做されています。
そのため、中間に入る茶商や利にさとい投資家たちが、お茶を片っ端から買い占めているという状況が起こっています。それらを飲むつもりで買っているのなら良いのですが、転売が目的なので、全てが飲まれることはおそらくないでしょう。
まさに典型的なバブルの症状で、目先は確かに売上が伸びるでしょうが、これに踊ってしまえば、プーアル茶の業界はひどく壊れるのではないかと思います。持続可能な成長にはなりえませんね。

 

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