清明節を過ぎて、西湖龍井はそろそろ在来種も一番茶の茶摘みが終わりの時期になってきました。
そんな中、産地では買い取り価格(業者への卸売価格)の下落が急ピッチで進んでいるようです。
杭州西湖龙井茶收购价已跌至每斤600-800元
资深茶客都知道,西湖龙井茶品种中,龙井43号开采早,产量大,但真正的好茶却要数“后来居上”的群体种龙井,只是因为开采期晚了10天左右,其“锋芒”就容易被遮蔽掉。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0409/article_169098.html
古くからの茶飲みは皆ご存じのように、西湖龍井茶の品種の中でも龍井43号は茶摘みが早く、産量も多いのですが、本当の良いお茶は”後来居上(後の雁が先になる)”の在来種の龍井です。ただ、その茶摘みの時期が10日前後遅いために、その”才能”は隠れてしまいがちです。
昨日、杭州市翁家山村の副書記・楊勇強氏からの情報によると、あと1週間ほどで、在来種の龍井茶も摘み取りが終わりになりそうです。現在の買い取り価格は1斤600~800元ほどで、3月末から4月始めの摘み取り始めの時期から、700~800元前後は下落しています。
明前の春茶は一日一価で、早ければ早いほどお金になります。そのため、龍井43号のような新品種の方が、茶農家や顧客に喜ばれやすいです。
翁家山村の650畝の茶園の中では、40%だけが在来種の龍井で、そのほかは茶摘みの時期が早い新龍井です。
「今年に関して言えば、龍井43号は3月17日、18日前後から摘むことができました。しかしよく手入れされた在来種でも、3月20日頃までは待たなければいけなくて、このような時間の差があると、急ぐ顧客たちは待ってくれないのです」
楊勇強氏によれば、今年、買い取り価格が1斤2000~3000元前後の”高級茶”は、多くが茶葉会社が村委員会に来て買い取られていきました。”例えば、北京の張一元茶葉公司、杭州茶廠、西湖茶葉公司などです”
彼によると、昨年の状況を例に取れば、買い取り価格が1斤3500元のお茶は、茶葉会社の包装に入って棚に並ぶと、販売価格は1斤9000元になり、「香港などでは1万元前後になります」といいます。
最後に茶葉会社の掛け値が紹介されていますが、それから見ると、今の時期のお茶が店頭に並ぶと、2000元弱になるということでしょうか。
これを見ると、日本のお茶屋さんで販売されているお茶の価格は、中国の大消費地のそれとあんまり変わらないのかもしれません。
というか、通関・検疫(残留農薬の検査など)を考えたら、随分薄利でやっているということだと思います。