農薬などで何かと問題になるのが、誰がどのように生産したのか不明な、素性の分からない茶葉です。
そうした茶葉が混入することで問題が発生するのを防ぐために、安吉白茶の産地では、生産する茶園に証明書を取得させる動きが進んでいます。
安吉白茶办深入产区加快茶园颁证
昨天上午,记者在溪龙乡溪龙村看到,村里的茶农陆陆续续来到村委会的大厅里,填写《安吉白茶茶园登记申请表》。据村工作人员介绍,茶农填写申请表,是为制作颁发茶园证做准备。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0221/article_167102.html
昨日の午前中、渓龍郷渓龍村に行ってみると、村の茶農家たちは続々と村委員会のホールに入ってきて、「安吉白茶茶園登録申請書」に記入していました。村の職員の話によると、茶農家は申請書を記入しているのは、茶園の証明書を発行する準備のためだと言います。
「茶園証明書の発行作業は既に県内全域で行われています」と県農業局の職員は話します。昨年12月、安吉白茶の茶園証明書の試行が遞鋪街道の古城村と天荒坪鎮で始まり、地元の農家の大きな賛同を得ました。茶農家は茶園証明書が、安吉白茶の登録商標と地理標志商標を使用するための決まりであり、市場では”合わせ鏡”のようなものになると認識し、2月15日に開かれた集会で、試行を行った鎮や村以外の地域全てで実施することになりました。
渓龍村の村委員会では、ちょうど申請書に記入をしていた茶農家が嬉しそうに話してくれました。家には20畝の白茶園があり、この茶園証をもらうことができれば、今後の経営が根拠のあるものになると言います。「茶園証を取り出してお客さんに見せれば、お客さんは、もう私に”これは本当に安吉産か”と聞いてくることは無いでしょう」といいます。
茶園証の配布作業が本格的になると、県の白茶担当者は大変忙しい時期に入りました。白茶の事務を担当する人の話によると、ここ数日は各地の大きな茶産地を駆け回っていて、ここ数日の雪の中でも休むことは無く、茶農家たちに正確に申請書に記入してもらって、証票を渡さなければなりません。「21日には各村での申請書提出を締め切ります」と言います。村人たちは申請書を記入した後、村では22日~24日に公示が行われ、その後に郷や鎮の農業、林業、国土などの部門で審査を受け、最後には白茶の事務担当者がサンプル調査を行います。
調べてみると、茶園証の発行作業は3月20日までには終わるそうです。「時間は短く、量が多いのです」と職員は言います。白茶の茶摘みにはまだ1ヶ月あまりありますが、この間の時間を使って茶園証の発行を終わらせ、新茶の販売時期には証書を用いた経営を茶農家にさせなければなりません。
このほか関連部門では、金融部門と既に連携していて、茶農家が茶園証を取得したら、茶園の経営権を担保にすることで、銀行から短期の資金を融資できるようにし、生産上の問題も解決していくとのことです。
中国らしいスピード感で進めている事業のようですが、確かに色々と信頼が置けない中国の社会事情もあり、こうした行政が発行する証明書というのは一定の効果を発揮しそうです。
今年の春は安吉白茶の生産者のところに行けば、この証書を自慢されることになるかもしれません