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余剰マネーがプーアル茶市場に流入

「プーアル茶は投資品」という話は、よく聞かれると思います。
よくあるコレクターグッズ同様、個人が買い占めて細々と・・・というイメージかと思ったら、そういう次元ではないようです。
投資の専門誌「証券時報」の記事を紹介します。
游资推动 普洱茶价格再度疯涨

备受关注的工商银行首款普洱茶投资理财产品,去年9月份到期时获得了7.2%的预期最高收益,但这只是普洱茶疯狂行情的前奏。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0322/article_154505.html

 

各方面から注目を集めていた、工商銀行が初めて発売したプーアル茶投資金融商品は、昨年9月の満期には7.2%の最高収益を獲得しました。しかし、これはプーアル茶狂騰の単なる前奏に過ぎないかもしれません。

白酒業界は可塑剤の騒ぎが出たことによって大きく値を下げ、不動産は新政府の投資引き締めにおびえる状況が続いており、大量の余剰マネーは一斉にプーアル茶へと再び向かっています。
昨年の第4四半期以降、数多くのプーアル茶の価格は既に倍以上に上がっており、飛ぶ鳥を落とす勢いの投資品目になっています。
しかし、昨年の急激な高騰の反動もあり、プーアル茶の価格には下落圧力もまた見られます。

広州芳村の茶葉卸売市場は国内最大の茶葉取引センターです。
普洱第1網(Webサイト)が公表している広州芳村プーアル茶価格によると、第201回の大益プーアル茶龍印青餅が昨年10月に売り出された価格は1.02万元でしたが、今年3月17日の最新価格は既に2.07万元に達しています。
半年足らずで、その値上がり幅は倍以上になっています。

聞くところによると、第201回大益龍印の価格は明らかに仕手筋資金の影響を受けていると言います。
ある茶友が昨年10月に言っていたのは、「市場でこの種のお茶は、今でも1.2万元という価格では買うことが難しい」ということでした。
大口の商品供給元がその資金の中で、このような狂騒的な値上がりをコントロールしていたのです。

しかし、このような仕手筋資金の恩恵にあずかれるのは少数のもので、同じ時期の価格で下落したものも無いわけではありません。
たとえば、2010年の大益黄金歳月(典蔵)7kgは記念という意味が含まれているので、昨年10月に売り出された時の価格は3万元でした。
が、今年の価格は下落しており、3月17日の価格は2.45万元で、下落幅は18.3%に達します。

大益龍印はプーアル茶の値上がりの一つの縮図といえます。
プーアル茶の価格が昨年年初から徐々にあがっていたところに、昨年第4四半期からは余剰マネーの流入や仕手筋などの影響を受けて、値上がり幅が急拡大したのです。
第201回大益龍騰盛世青餅を例にとると、昨年1月1日の価格は3400元、昨年9月10日には5000元に値上がりし、今年3月17日の価格は1.35万元になりました。

投資マネーの影響を受けて暴騰した品目は投資リスクを多く含むことになります。
余剰マネーが入っている時は需要と供給のバランスを人為的に大きく見せることで、その関連品目の急激な値上がりを推進します。仕手筋資金は、さらに雲南の干ばつや休日の消費などのイメージを使って、高価格に後押しします。
しかし、いくつかの品目の価格は既に衰勢が表れています。
第201回大益龍印を例にとると、2月23日にその価格は2.15万元の最高値に達していましたが、最近の価格は2万元から2.1万元の間を行ったり来たりしています。

プーアル茶 が投資マネーの影響を受けたのはこれが初めてではありません。
2006年~2007年上半期のプーアル茶の暴騰の様子は、人々の記憶にまだ新しく、その後に訪れた2007年下半期からの暴落によって、多くの人が手ひどい損失を受けました。
プーアル茶の消費される品目としての属性は徐々に薄れてきてて、投資や投機の品目としての属性が主流を占める時期になっており、プーアル茶の価格変動リスクは既に正常な需要と供給で分析できる範疇を逸していると言えるでしょう。

 

プーアル茶は、完全に”マネーゲーム”の世界に入っているようです。
中国工商銀行まで金融商品として売り出すほどですからねぇ。
茶葉会社の中でも、こうした風潮に踊る会社とそうでない会社が出てくると思いますから、そのへんを見極めてお付き合いする必要がありそうです。

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