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国家級品種を目指す”陝茶1号”

お茶の品種改良には時間がかかります。
仮に好ましいと思われる品種が出来上がったとしても、それが国家級の品種として認定されるには大変時間がかかります。
そうした品種認定までの道のりが、わかりそうな新しい品種認定の様子が記事になっていました。
“陕茶1号”全面完成全国茶树区试布点种植

日前,陕西安康市培育的茶树新品种“陕茶1号”在安徽省农业科学院茶叶研究所黄山国家茶树区试点种植完毕。这是继2012年“陕茶1号”种植于中国农业科学院茶叶研究所(杭州)、湖北省农业科学院果茶所(武汉)、河南省信阳市农业科学院(信阳)之后的第四个区试点,标志着“陕茶1号”按照农业部第五轮全国茶树品种区试要求,全面完成了国家区试布点种植。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0324/article_154595.html

 

記事によると、陝西省安康市が育成した新品種”陝茶1号”が安徽省茶葉研究所の黄山国家茶樹試験場に移植を完了したとのこと。
これは2012年、杭州・武漢・信陽に続く、4番目の拠点で、これで”陝茶1号”は農業部が実施する第5回の全国茶樹品種審査の要件を満たしたとのこと。

第5回の品種審査は「全国茶樹品種区域試験と品種鑑定管理に関する暫定法」に基づいており、農業部農業技術拡大センターの承認を経て、中国農業科学院茶葉研究所がチームを組み、全国51の茶樹品種が試験に参加するそうです。
”陝茶1号”は建国以来、初めて陝西省が育成した無性繁殖の茶樹品種で、初めて全国区の試験に参加することで、国家級品種認定への土台ができました。
現在までに”陝茶1号”は陝西省、山東省、湖北省、浙江省、河南省、安徽省など6つの茶葉生産の盛んな省に植えられています。

”陝茶1号”は、 高級農芸師の王衍成氏が、1992年紫陽群体種の中から選抜した品種で、20年あまり大切に育てられ、無性繁殖をして、最近広く植えられてきたものです。
この品種は2011年に陝西省農作物品種審査委員会の認定を得て、、陝西省農業局が認定した省級品種になりました。
この品種は紫陽群体種の優秀な品質を受け継ぎ、品種の純度と有効成分を高めており、製茶すると外形が整い、色は翠緑で、滋味はフレッシュで爽やか、清らかな香りがあって甘味のもドルもあり、栄養成分が豊富という特性を示します。

 

1つの品種が生まれると、まずはその省の中の各地に植えられ、お茶の好ましい特性が品種そのものによる特性なのか、それとも土壌などの外的要因によるものなのかの見極めを行います。
植えてから、茶摘みができるまで少なくとも3年かかり、量産の効果を見るとなると、5年、10年とかかります。
これで良い品種である、ということが証明されれば省の農業委員会が認める省級品種ということで、省レベルの優良品種となります。
さらに、これを気候や風土の異なる全国の試験場に植えて、その結果を国家レベルで審査すると、国家級品種となります。
このように品種の改良だけでなく、品種認定というのは長い期間が掛かるものです。

別の言い方をすると、今、審査されている品種を見ておくと、10年ぐらい先の中国茶の生産サイドから見た市場動向が読めるということも言えそうです。

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