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九曲紅梅、ブランドの復活へ

紅茶ブームに沸く中国の茶葉市場ですが、ここまであまり声を聞かなかったのが九曲紅梅です。
ここへ来て、ブランド再興への動きが出ているようです。

 

杭州“九曲红梅”红茶将重振品牌

杭州西湖龙井茶名扬天下,却很少有人知道在100多年前,杭州还有一味与龙井齐名的红茶——“九曲红梅”。为了重现“九曲红梅”昔日的风采,杭州已将振兴“九曲红梅”的工作提上了议程。昨天,负责此项工作的西湖区向大家通报了九曲红梅的历史文化挖掘进展情况。不久的将来,杭州将会红茶绿茶比翼齐飞了。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0309/article_158406.html

 

杭州の西湖龍井の名前は天下に轟いていますが、100年程前まで杭州には龍井と並び称されるほど有名な紅茶「九曲紅梅」があったことを知る人は多くありません。
杭州は「九曲紅梅」のかつての姿を取り戻すために、プロジェクトを立ち上げ、九曲紅梅の歴史文化を発掘しています。
近い将来、杭州は紅茶と緑茶で、ともに飛び立とうとしています。

 

<最盛期には10のブランドが>

杭州の茶文化史研究の専門家から、「九曲紅梅はかつて、国際大会で大賞を取ったことがある。そのなかには1926年のアメリカ・フィラデルフィアで開催された万国博覧会の最高賞や1929年の西湖博覧会の金賞などがあり、これらは歴史的事実として残っている」とのこと。

また、民国初期の上海で出版された『神州日報』には、1915年7月に掲載された3日間の長編連載では、万国博覧会での中国茶の受賞状況について専門的に報道されており、その中には九曲紅梅のかつての輝きを証明しているとのこと。
この新聞は上海図書館に収蔵されているのだそうです。

このほか、彼は私たちに、彼が収集している民国初期の広告や新聞雑誌、図書などを見せてくれました。
その中で、私たちは杭州の九曲紅梅は最盛期には10のブランドと15の名称があったことを見つけました。

 

<かつての銘茶も、今ではなかなか買いにくい>

「かつてはこれほどまでに有名なお茶だったけれど、今は杭州ではほとんど買えない」と、ある記者は言います。

「九曲紅梅」の原産地である西湖区双浦鎮の人は、「的確に言うならば、緑茶市場が大きく広がったので、九曲紅梅は既に衰退してしまった。今、杭州市内で本当の九曲紅梅を買い求めるのは非常に難しい」と語っています。

現在杭州市内では多くても、1,2軒の専門店しか無く、その値段は高くても1斤300元ほどで、西湖龍井とは大変な違いがあります。

しかし、中国茶葉博物館の館長は、
「九曲紅梅のような紅茶ブランドは、今後の市場でまだ期待が持てます。これは紅茶と緑茶は違うということからで、飲み方にしても牛乳やコーヒー、果汁と割るなど飲み方も多様で、若い人にも受け入れられやすい。さらに紅茶の保健作用は緑茶のそれとはまた区別されます。
現在、貴州、雲南、海南、福建などの各省では、紅茶の産業を開発しており、全国の茶の山稜に占める割合は年々高くなっています。これはとても良い例ではないでしょうか」
と解説します。
<本の出版や展示館の設置が予定されています>

杭州市は、この紅茶を振興するために、「九曲紅梅」のブランドを新たに打ち出すことに着手しています。
原産地である西湖区では、 現在既に九曲紅梅の産業発展プロジェクトを立ち上げており、九曲紅梅の歴史文化とその標章や包装、工具や茶具、茶の籠など、九曲紅梅の茶の実物を掘り起こすとともに、九曲紅梅の産地認証を審査中です。

このほか、『九曲紅梅』という本を3月29日に発行する予定です。
これは20万字あまりの60数編の原稿と400あまりの写真からなり、九曲紅梅の過去と今を写真と文で詳しく述べています。
また、「九曲紅梅」展示館も双浦鎮に建設される予定です。
 

西湖龍井があまりに圧倒的なブランドであっただけに、九曲紅梅は忘れ去られた存在になっていたようです。

が、「信陽紅」の成功など、緑茶産地でも紅茶ブランドを立ち上げる動きが出てきています。
緑茶の産地が紅茶を立ち上げると、価値の低かった夏茶や秋茶の有効利用が出来、農家の所得にもプラスになるというメリットもあります。

その点、九曲紅梅という歴史あるブランドを保有している杭州は、恵まれた環境にあると言えます。
ちょっと注目して見てみたい動きですね。

 

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