中国茶ファンのためのデータベース&ニュース

  1. 歴史と文化
  2. 108 view

中国茶から神秘のベールを取り去る

中国茶には、色々な伝説や謂われ、大げさな表現がくっついてくることがあります。
中には、こうした話にロマンを感じる人もいるかもしれませんが、一般の消費者にとっては、「胡散臭い」と感じる原因の一つにもなっています。

「これも中国人の商法か・・・」と思って、半ばあきらめていたのですが、どうやら中国の消費者も同じように感じているようで、こうした売り方を否定する店も出てきています。

 

味独珍:让中国茶脱去神秘外衣

去茶叶产区总有许多的巧合被你遇上,如茶叶公司的人或茶叶店老板请你喝茶时,总会说些“你今天来得真巧,这泡茶是珍藏十年的老茶”,或者说“这泡茶是XX处山场的茶叶,现在这个山场的茶叶没有多少量,价格也高得一般人买不起”,或者说“这泡茶是XX大师亲手做的,一般是XX级别的官员才喝得到的”,如果你经常听到这样的话,您会相信茶人的话吗?如果你经常去茶叶产区,你就一定会经常听到这样的话。近日也有人撰文指出中国人买茶要找熟人,因为茶叶没有什么标准,熟人就是茶叶质量的保证。

 

茶産地に行くと、お茶会社の人やお茶屋の主人が、あなたにお茶を飲ませてくれる時に、

「あなた、今日来たのはとても運が良い。このお茶は十年も寝かせた貴重な老茶なんだよ」とか、
「このお茶は○○の山で取れた茶葉なんだけど、今この山のお茶は量がほとんど無くて、価格も高くて一般人にはとても買えない」とか、
「このお茶は有名な○○茶師が自ら作ったお茶で、普通は○○クラスの役員しか飲めないものなんだよ」

というようなことを、よく言われます。
このような話を聞いた時に、あなたはその人の話を信用できるでしょうか?

最近、ある人が、「中国人がお茶を買おうとするのならば、詳しい人を探す必要がある。なぜなら、お茶には何の基準もなくて、詳しい人だけが茶葉の品質を保証してくれるからだ」という文章を書いていました。

 

お茶業界の人は、お茶を希有な神業のようなものであるかのように作り上げます。
神業のようなものというのは、そんなに多くあるものではなく、また非常に稀なものです。
これはお茶というのは標準化や大規模生産ができないことの根拠になっています。

お茶業界の人たちが、目くらましのような神秘的な話をつけている時、彼らの手にあるのは、そうした神業のように奉られる茶葉ではなく、売れなかった3分の1ほどの茶葉なのです。

中国の南の地区、特に福建、広東の両省の茶葉市場では、お茶の過剰な包装も業界の発展を妨げる現象です。
この地区の人々は、茶葉は値段の高い農産品という感覚があり、100元以下のお茶は飲めたものではないと思っています。

1両(50g)の茶葉が往々にして2斤(1kg)以上の化粧箱によって包装されていて、体積にすると100倍以上の包装に包まれているので、中に茶葉が入っているとは思えません。
これは誇張ではありませんが、年明けの町の人が出すゴミの中に、茶葉の包装はかなりの量を占めています。

 

このあと、このお店のステマっぽい記事になるのですが、「お茶という商品そのものではなく、伝説や物語、包装といったもので、消費者を欺くな」という論調が一部の消費者の間にあるのは、事実のようです。

 

歴史と文化の最近記事

  1. 大紅袍母樹の生葉の永久性標本、故宮博物院で展示

  2. プーアル茶のパッケージは、なぜ綿紙を使うのか?

  3. 1973年以前にプーアル熟茶は存在したか?

  4. 「工夫茶」と「功夫茶」の違いとは?

  5. 「2・3・4・6」の数字で解説する白茶

関連記事

PAGE TOP