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天目湖白茶の人気、上昇中

2007年に人民大会堂の特供茶になった天目湖白茶(←緑茶です)。
その人気は相変わらず高いようですが、その背景には地元の組合の進んだ取り組みがあったようです。

 

溧阳市天目湖白茶越来越红火了

尽管早有准备,可面对年终求购白茶的热潮,天目湖生态农业园董事长沈祖富仍感吃紧,全年产的2万斤白茶,虽然价格高达4000元一斤,但每到这个时段总是告急。

与沈祖富的吃紧相比,横涧茶农江康林倒显得清闲。他早已与合作社结完账,百亩白茶获利160万元:“都是托了合作社的福!”

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0131/article_157120.html

 

記事は天目湖白茶を生産している会社の会長の話によると、年間2万斤ほど生産しているそうですが、価格は1斤4000元になるとのこと。
農家も100畝ほどの白茶を栽培し、組合に販売したところ160万元の収入になったといいます。
地元である溧陽市の副市長は、市内の茶畑は2.1万畝に達し、2012年の販売収入は3.5億元になったとのこと。

 

このような輝かしいブランドに育った天目湖白茶ですが、その歴史はさほど古くはありません。
2000年頃から、農園がいくつかできはじめ、そのうちの6社ほどが連携して、天目湖白茶の組合を結成。規模の拡大が始まったそうです。
組合は溧陽の気候や土壌を研究するとともに、専門家の熱心な研究によって無公害栽培の道を探って、清潔な加工などの技術を整えて、標準を作りました。
その標準にあったものを「天目湖白茶」という統一ブランドで販売することにし、パッケージや等級を統一しました。

 

ブランドをきちんと定めたことの影響は大きかったようです。
組合の社長の話によると、昨年の場合では、特級の白茶の価格は1斤3200元前後で、高いものは5800元に達したとのこと。2級でも1斤2200元前後。
1畝あたりの収入は2~5万元の間で安定しており、現代農業らしい高効率になっているといいます。

 

また、内部での悪い価格競争を避けるため、標準に従ったものについては標準価格を設定して、農家の所得を保障したとのこと。
こうした仕組みがあることからか、農家は「組合という後ろ盾があるので、私たちは販路の心配をせず、安心して標準に沿ったお茶を生産できる」と言います。

 

安吉白茶同様の白茶種を緑茶で、急に存在感を増してきたお茶の1つではありますが、地元ではしっかりした取り組みが行われているようです。
農家が安心して生産できる環境というのは、非常に良いですねぇ。

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