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雲南の至宝「紫娟茶」

最近、日本でも名前が聞かれるようになってきた紫娟茶。
あまり詳しい情報がないので、現地の記事を翻訳してご紹介します。

云南瑰宝——紫娟

20世纪50年代,云南省茶科所科技人员在南糯山群体茶园中曾发现有芽叶较紫的茶树,但当时并没有特意去引种繁殖。直到1985年春,才专门组织人员前往南糯山寻找,但几经寻觅,却一直没有找到理想的植株。当年5月,云南省茶科所科技人员在曼真所内群体茶园中终于发现了一株紫茎、紫叶、紫芽的茶树。经无性繁殖,于1986年定植了0.135亩,并根据《红楼梦》中林黛玉的贴身丫环“紫娟”及茶树“紫尖”(紫色的芽尖)的特征,以谐音为这种独特的茶树材料取名为“紫娟”。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0130/article_157072.html

1950年代、雲南省の茶葉研究所の研究員が南糯山の在来茶園の中で、芽が紫色になっている茶樹を発見しました。
しかし、このときは特に大きな意味はないと考え、特に移植・繁殖は行いませんでした。

1985年の春、専門組織の人員が南糯山に向かい、何度も探しましたが、理想的な茶樹は見つけられませんでした。
その年の5月、雲南省の茶葉研究所の研究員が曼真の在来茶園の中から、一本の紫の茎、紫の葉、紫の芽を持った茶樹をついに発見しました。

無性繁殖を行い、1986年には0.135畝ほど定植し、「紅楼夢」に出てくる「紫娟」と茶樹の特徴である「紫尖」の特性の音をとり、この独特な茶樹の名称を「紫娟」としました。

「紫娟」は雲南プーアル茶の変種に属し、雲南大葉種の変異種の一つです。
茶樹は小喬木で、樹形は開いており、紫の茎と紫の葉、紫の芽があるのが特徴です。
半木質化した茎は赤紫色を呈し、木質化した茎は緑褐色を呈します。
葉の形は長楕円形、色は緑でやや紫がかっています。芽は紫色で産毛が多くあります。

紫娟の乾燥した茶葉の色は黒っぽい紫色で、茶湯の水色は淡い紫で、香りには厚みがあり、味は濃く、戻りの甘味があります。そして、一定の保健効果があります。
1991年雲南省の薬物研究所は、紫娟を使って動物の血圧降下実験を行いました。
その結果によると、紫娟の降下幅は35.53%と、雲南大葉種の緑茶の結果29.04%を上回りました。ほか、数名の高血圧患者に紫娟茶を服用させたところ、薬効が良好であることが分かり、紫娟茶には一定の薬用価値があるとされました。

1999年から2000年に、雲南省の茶葉研究所の職員は、「特殊紫茶(紫娟茶)の天然血圧降下物質の研究」を行いました。その結果は、以下のようなものです。
紫娟茶にはフラボノイド、カフェイン、亜鉛、アントシアニン等の物質が、比較対照の大葉種と比べて多く含まれている。紫娟茶に多く含まれているフラボノイドと亜鉛、そして特に多く含まれているアントシアニンは、血圧を引き下げている主要な物質である、とこの研究は伝えています。
2005年、紫娟は国家林業局の植物新品種として保護されることになりました。

紫娟は寒さや干ばつ、病虫害に強いという特徴もあり、挿し木の繁殖率や生育率も良好で、温暖で湿潤、かつ日当たりの良い土壌の肥沃な(ph4.5~5.5)環境でよく成長します。
海抜800~2000mの雲南プーアル茶の主産地で広く植えられており、現在では西双版納、普洱、臨滄、保山などの茶区に植えられ3000畝ほどになりました。

紫娟茶は雲南西部の海抜1800m程度の原始林で育っています。
毎年3月始めに摘み始め、中旬には茶摘みが終わります。
成長期は長いのですが、摘み取る時期は短く、それゆえに数量は非常に限られています。
飲むと苦くて渋く、重みがあると感じられるかもしれませんが、これは大量に含まれるアントシアニンのせいです。
アントシアニンはアンチエイジングに大変優れた効果があります。

面白いことに、紫娟茶は量が少ないながらも、アメリカ人たちから珍重されています。
アントシアニンのアンチエイジング効果は、彼らが年齢を重ねても美しくあるための健康維持の方法だからです。

紫娟茶の数量は大変限られており、たとえ千年の古樹であったとしても、紫の芽は非常にわずかです。
紫の芽の水色は黄金色で、口当たりは重厚で、滋味に溢れ、アントシアニンが多いので、保健価値も高くなります。

紫娟プーアル茶は、雲南省農業科学院の茶葉研究所が育てた国家級新品種である「紫娟」の茶葉原材料を使い、独特の製法でお茶に仕上げたものです。
外観の色は黒っぽい紫で、水色は紫。味は芳醇で厚みがあり、香りはやや特殊で古くなればなるほど良くなります。

他の品種と比較すると、独特の香りと血圧を低下させる保健効果があり、収蔵価値も高いものです。
普段飲む上では、一般的なプーアル茶の保健功能の他に、特に高血圧の人にとって、とても健康に良い品物です。
貴重な品種を大切に扱っているので、お茶の芽や葉、茎などは紫色で、乾燥した茶葉の色は黒っぽい紫色です。お湯を注いだあとの茶湯の色もまた紫色で、香りは特殊で、茶殻は藍色であり、これは唯一無二のお茶であるといえるでしょう。

 

というわけで、なんとなく紫娟茶が分かったような気がします。
あとは実際に飲んでみないと、ですね。

 

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