プーアル茶バブルが弾けて、価格は沈静化したと言われています。
しかし、古茶樹を原料にしたプーアル茶に限ってみると、どうも違うようです。
三大原因推动普洱古树茶原料价格大涨
http://news.t0001.com/2012/0411/article_141660.html
記事では、原料の買い付けをしている茶商の話が掲載されています。
2009年と現在の原料価格(1kg)を比較すると、
帕沙 200元 → 400元
賀開 90元 → 120元
邦盆 120元 → 500元
老班章500元 → 2200~2500元
だと言います。3年ほどで急上昇しているようです。
この価格高騰の原因を専門家は3つ挙げています。
まず、古茶樹資源の枯渇。普洱市などでは価格の良さからコーヒー栽培に転換するケースも多く、その場合、古茶樹を伐採して植え替えるケースもあるようです。
次に、農民に”原料意識の芽生え”があったこと。特に今年の法外な値段の緑茶のニュースは、彼らに売り惜しみという意識をもたらした、と指摘しています。
最後に古茶樹の買い占め。数年前に、雲南の古茶樹の価値に目をつけた資本家と茶葉会社が、茶農家との独占契約を次々と結んでいったそうです。
このような状況を受けて、プーアル茶の相場は上昇するか?との問いには、決してそうとも言えないと、語っています。
結局のところ、このような古茶樹を使っているのは、高級なプーアル茶に限られるため、高級なお茶の値段はどんどん上がっていく。しかし、一般クラスのお茶には、そんなに影響がないだろう、とのこと。
古茶樹のプーアル茶が欲しい方は、今のうちに買っておいた方が良いかもしれません。