上海にある茶園で今年の春茶の茶摘みが行われたそうです。
今日の午前、金山区楓涇鎮下坊村にある滬楓茶園で、400畝あまりの春茶が茶摘みシーズンとなり、賑わいをみせました。
この茶園は現在のところ、経営がどんどん良くなっており、”茶要素”を含む派生商品を研究開発し、文化旅行プロジェクトや、長江デルタの”小衆茶”の集散地などを目指しています。上海の”地元のお茶”のステージはどんどん大きくなり、楓涇鎮の農村振興にも繋がっています。さらに、滬楓茶園では7年あまり”地元のお茶”である滬茶一号の研究と栽培を進めており、すでに大規模な栽培を始めています。現在、2万株あまりの茶樹の生育状況は良く、2023年には第1回の茶摘みができる見込みです。将来、上海人は良いお茶を持つだけでは無く、唯一無二の地元の茶品種を持つことになるかもしれません。
9年ほど前に、福建省からお茶の品種を導入し、土壌改良などを行って作った茶園だそうです。
16種類ほどの品種を植えて、3種類ほどが適しているとなったようで、そこから地元品種の育成に繋がったとのことです。
あまり生育状況は良く無さそうに見えますが、土壌の問題で茶の栽培には向かないとされた上海のお茶事情が変わるかもしれません。