貴州省銅仁市にある沿河トゥチャ族自治県が、地元の古茶樹を活かしたブランド”沿河千年古”を商標として登録したそうです。
先日、沿河トゥチャ族自治県が力を入れて立ち上げた古茶ブランドである”沿河千年古”が、国家知識産権局に商標登録されました。
この県は貴州高原の東北縁の傾斜地にあり、大娄山脈と武陵山脈が交差する地帯であり、気候は温暖湿潤で、生物の成長、発育と増加に適していて、県内の18の郷鎮には100年以上の古茶樹が5万株余りもあり、そのうち1000年以上のものが1200株あまりあって、90%前後が人工栽培であり、千年古茶樹の規模では世界でも稀に見る規模です。2016年、沿河トゥチャ族自治県は中国茶葉流通協会から”中国古茶樹の郷”の称号を授与されました。
国家知識産権局に登録されたばかりの”沿河千年古”は、沿河トゥチャ族自治県の農業技術幹部が創業した企業である沿河千年古茶有限公司が、5年の時間をかけて念入りに作ってきた沿河の千年古茶ブランドです。この会社は2007年に、塘壩鎮楠木村で設立され、元の名前は沿河塘壩千年古茶茶業有限責任公司でした。歴史的にも稀な今まで残っている豊富な古茶樹資源を主に開発して利用することで、地元の農民に創業による収入をもたらし、貧困を脱して暮らし向きを良くしようとしています。会社は茶農家に対して技術訓練を行い、郷土を離れること無く”工匠”としての正規の訓練を受けさせることで、古茶樹の管理、茶葉の栽培から、茶葉加工に至るまで、それぞれ厳格な品質の基準を設けています。彼らが生産する姚渓貢茶、塘壩千年古茶と純手工茶の”古茶媽”などの製品シリーズは、国内外で既に好評を博しています。
沿河トゥチャ族自治県の”中国古茶樹の郷”の看板に光と彩りを与えるために、沿河千年古茶有限公司は全県の茶農家が貧困を脱し、より良い暮らし向きを実現させることを使命としていて、より良い看板を作り、より良い古茶を作って、高品質な古樹茶の特色ブランドを打ち立てることで、沿河トゥチャ族自治県の古樹茶産業の発展に大きな貢献を行おうとしています。
古茶樹というと雲南省のイメージがあるかもしれませんが、貴州省にも古茶樹が多く発見されており、こうした資源を活かして新しいお茶ブランドの開発などが進められているようです。