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品質の悪いお茶はフッ素の含有量が高いことが多い

お茶に含まれるフッ素は適切な量なら健康に害はありませんが、過度に取り過ぎると、骨に異常を来す場合があります。
イギリスのダービー大学の研究結果が中国で報道されていました。

德比大学研究发现喝劣质茶或导致骨骼疼痛

英国德比大学对38种茶叶产品研究后发现,相比品质好的茶叶,超市出售的廉价茶包所含氟化物更多。研究表示,平均每个英国人每天要喝1升左右的茶,而在茶包泡的茶中,每升所含的氟化物高达6毫克,超过成年人每天推荐摄入量上限(3-4毫克),会引发一系列健康问题,如氟斑牙、氟骨症等,容易使骨骼和关节出现疼痛。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0610/article_170862.html

イギリスのダービー大学が行った38種類の茶製品を研究によると、品質の良い茶葉と比べて、スーパーで販売されている安いティーバッグのお茶にはフッ化物の量が多いことが分かりました。 研究では、平均的な英国人は1日あたり1リットル前後の茶を飲みますが、ティーバッグで淹れたお茶のうち、1リットルに含まれるフッ化物の量は高いもので6mgにも達しており、成人が1日あたり推奨される摂取量の上限(3~4mg)を超えており、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。たとえば、歯フッ素症、骨フッ素症などで、骨や関節に痛みが出やすくなります。

専門家の説明では、茶はフッ化物の主要な出所で、一般的にはフッ化物の含量が少ない葉や芽などの部分は高級茶葉を生産するのに使われ、老葉などはティーバッグのような廉価な茶製品を生産するのに使用されます。このため、良い茶葉を使って作られた新しい茶をできるだけ多く飲むようにし、ティーバッグを飲む回数を減らすことが適当だと言えます。
 

お茶に含まれるフッ素は、成熟した葉になればなるほど、含有量が増えます。
そのため、コストなどの兼ね合いから、老葉までも原料にするような辺銷茶(少数民族向けの安価な磚茶など)には、フッ素の含有量が高いことが知られており、これらのお茶を常飲する少数民族から、歯に斑点が生じる、骨がもろくなる骨粗鬆症などの茶フッ素症を発症するケースがあります。
これは黒茶に限ったことではなく、コスト優先の紅茶ティーバッグなどでも起こる可能性はあることなので、お茶がもたらす健康被害の一つとして、頭に入れておくべき内容だと思います。

 

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