中国の茶産地では、地元の在来種では無く、省外の優良品種を積極的に導入する動きが強まっています。
山東省煙台市の管轄下にある海陽市でも、新しい品種を導入したようです。
引进茶叶新品种 夯实海阳茶产业基础
近年来,海阳市茶产业快速发展,海阳绿茶品牌和茶叶种类也愈加丰富,这不,2014年海阳市又引进了一种珍奇茶叶,这种茶叶在其原产地,每公斤可卖出近万元的价格,如果培育成功,将极大提高海阳市茶园的附加值。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0519/article_170267.html
ここ数年、海陽市の茶業は急速に発展しており、海陽緑茶ブランドと茶の種類はいよいよ豊富になってきています。これだけで無く、2014年、海陽市はまた珍しい茶葉を導入しました。この茶葉は原産地では1kgあたり1万元に近い価格で売り出されているので、この栽培が成功すれば、海陽市の茶園に大きな付加価値をもたらしてくれることでしょう。
先日、錦源健康企業発展有限公司の茶園に行ってみると、非常に不思議な一角がありました。他の茶樹が緑の葉っぱなのと違い、この茶樹の新芽は浅い黄色で光っていて、非常に美しく見えました。加えて、このお茶の価値は大変高いことから、このお茶にはこのような大変美しい名前があります。「黄金芽」です。
資料を調べてみると、黄金芽は1990年代に浙江省寧波市管轄下の余姚市の茶園の中から偶然発見されたもので、茶の専門家によって10年近くの時間をかけて選抜育成されたもので、国内で栽培されている唯一の黄色変異茶種です。現在、このお茶の1kg当たりの価格は1万元を超えることもあり、高級な珍しい茶品種として開発されてきました。
黄金芽の普及テストのため、2014年海陽市の3社の企業が4畝近くで栽培を行っていますが、現在のところ、成長は良好のようです。
取材によれば、かつて海陽市のお茶は緑茶が主でしたが、2012年から、海陽市は海陽紅茶の研究開発を開始し、品質も高まっており、そのうち鶴山正紅ブランド紅茶が、2013年の第10回中茶杯で一等賞を獲得し、海陽市の新しい茶品種の研究開発を進めていく信念をより強めました。
現在、一部の会社では烏龍茶の研究・製造も始まっており、さらに海陽市の茶の種類は増加し、市の茶産業の発展を促進するものとみられています。
山東省ということで、寒さが心配されますが、黄金芽の導入を始めたようです。
このほかにも、様々な茶種への横展開をしているということで、各茶産地がブランド競争の他に、品種競争と茶種競争を繰り広げている姿が見えてきますね。