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西湖龍井の有力ブランドで製造日の改ざん疑惑

日本の食品メーカーでも一時期話題となった、賞味期限の改ざん。
同様の事件が、西湖龍井の有力メーカーで起こったようです。

 

杭州茶厂疑修改“西湖牌”龙井生产日期

“西湖牌”龙井近日被曝包装上竟印着2个生产日期,按照老日期算,保质期12个月的茶叶已近过期。对此,该商标拥有者、国内最大的精制茶厂之一杭州茶厂有限公司办公室主任吴萍华昨天在接受早报记者采访时表示:“少量茶叶罐会被回收再利用,所以会有2个日期,但里面的茶叶都是今年的新茶,没有质量问题。”

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/1209/article_164609.html

”西湖牌”龍井が最近、パッケージ上に2つの生産日時があることを暴露されました。古い日付の方から計算すると、賞味期限12ヶ月の茶葉はまもなく期限切れを迎えることになります。これに対し、ブランドの所有者であり、国内最大の精製加工工場の1つである杭州茶廠有限公司の事務所の主任は、記者の取材に対して、「ごく僅かの茶の缶が再利用されたもので、そのために2つの日付があるのです。ただ、中に入っている茶葉はどれも今年の新茶で、品質には問題ありません」と回答しています。
<古い日付は消し去られたと思われる>

11月22日、杭州のある消費者・鄧さんが華潤万家運河店で購入した、杭州茶廠有限公司の”一級品西湖産区龍井茶”11缶の単価は100g61.4元で、賞味期限は12ヶ月でした。鄧さんはそのうちの6缶の茶葉の底にインクで”生産日時2013年10月25日”とハッキリ印刷されているのが見えましたが、その上にはまたもう1つの日付である”2012年12月17日”という日付がうっすらと見えました。

「古い方の日付はインクで書かれた後に消されたと見られ、中医品と気づかないものでした。おそらく茶工場がもうすぐ期限切れになることを見つけて、生産日時を買えて再び売り出したのではないかと思います」と鄧さんは、記者に訴えました。彼はすぐにスーパーマーケットに行き、これを見せ、”1つにつき10倍で賠償するよう”要求しました。スーパーは、杭州茶廠に連絡しました。
茶廠の従業員はこの日付の改ざんを認め、”茶葉の缶は販売店やスーパーから回収されたもので、新茶に入れ替え、日付を買えて再利用したものだと説明するように”と伝え、1000元の賠償を申し出ましたが、拒絶されました。
鄧さんは、杭州湖墅工商所に訴えました。仲裁を経て、杭州茶廠は675.4元で11缶の茶葉を買い取るとともに、1800元の”指導費”を支払い、そして生産日時の改ざんについて鄧さんにお詫びをすることになりました。

鄧さんは、”指導費”というのはおそらく、私が指摘したことで、今後彼らは日付の改ざんの際にもっと細かくチェックする。これに感謝するということでしょう、とからかいます。しかし、茶葉の品質の問題は否定されておらず、新茶であるかどうかを杭州茶廠が品質検査報告として出さないと、鄧さんは安心できないと言います。

<売れ残りの商品を回収する>

工商所の執行員の話によると、初期調査によって、杭州茶廠では茶葉の缶を回収し、生産日時を変えて再利用することがあり、製品の包装に瑕疵があったので、もう少し調査を行って処罰を行うところだと言います。杭州市工商局の消費者保護担当の職員は、メーカーの生産環境の違法行為は品質管理部門の介入が必要であり、工商局ではただ流通段階における違法行為を調べることができるだけだと言います。

杭州茶廠の担当者によると、鄧さんの購入した茶葉は鉄の缶に入った生産コストが高いもので、紙の箱はコストが低いので回収をしません。「茶廠が回収するものは販売店やスーパーで売れ残った商品のうち、鉄缶の外側には一層の薄い塗装があるのですが、これがはがれていないものはコストも考え、一部の鉄缶を元の生産日時を消して再利用するのです。鉄缶の中には茶葉にはもう一層のプラスチック袋の包装に入っており、再利用をしても茶葉の品質には影響を与えません。茶葉が新茶かどうかについては、普通の人なら色や香りから判断できるので、消費者の方でも調べることができます」と言います。

彼は鉄缶の回収された数量はハッキリと回答せず、”ごく一部分”と言うだけで、同じ鉄缶に2つの日付があったのは、”さらに個別の状況だ”と言います。華潤万家スーパーメーケットの宣伝部の責任者の話によると、スーパーの品質検査部は既に杭州茶廠の商品を棚から外して検査を行っており、このような類似の問題は見つからないと言い、「既にメーカーには改善の要求をしたので、あとは処罰に従うだけです」と回答しています。

調べによると、杭州茶廠は1949年に創立され、2000年に国営茶廠から転換。”西湖牌”龍井茶は杭州で初めての原産地標志を使ったブランドで、かつては浙江省の著名商標や浙江老字号などの称号も得ています。

 

本当に缶の再利用だけだったのか、中身まで再利用をしたものなのかは、結局、流通しか取り締まれないという役所の壁に阻まれ、真相は藪の中のようです。
ただ、今回のケースは、消費者がメーカーを告発するというものであり、中国の消費者のメーカー不信というのは、かなり高まっていることが窺えます。

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