宵越しのお茶は飲むな、とよく言われます。
これは中国でも同じようで、発がん性がある、とも言われているそうです。
しかし、それは本当だろうか?という記事です。
隔夜茶不能喝?只要没变质没有毒害
“现在正是喝龙井的好时候,可每天我妈都要唠叨,说隔夜茶不能喝,喝了会得癌症,这是真的吗?”网友“瓜田李下的懒猫”发帖求证,他说自己经常熬夜,所以经常是深夜泡的茶早晨起来才喝。“早晨泡的茶下午可以喝,为什么深夜泡的茶,清早起床后就不能喝呢?”
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0508/article_169911.html
「今はまさに龍井を飲むのに良い時期です。私の母が毎日のように口うるさく言うのは、宵越しのお茶は飲んではいけないということで、飲んだらガンになるといいます。これは本当でしょうか?」とあるネットユーザーからの書き込みがありました。彼は徹夜をすることが多く、そのため深夜に淹れたお茶を朝起きたときに飲むのです。
「朝に淹れたお茶を午後に飲むのは大丈夫なのに、なぜ深夜に淹れたお茶を早朝に飲むのはいけないのでしょうか?」
<宵越しのお茶は飲めない?変質しないのなら、毒になることはありません>
一杯の緑茶は最初は緑色ですが、徐々に黄色に変わっていきます。これは茶ポリフェノールの酸化が進んだためです。
これは茶水に含まれる茶ポリフェノールが酸化して、黄紅や紅褐色の酸化物質を生み出したもので、これらの物質は人体に害を及ぼしません。
ある人は、お茶を一晩、長く放置しすぎると、ビタミンのほとんどが失われ、茶水の中のタンパク質や糖類が細菌やカビ菌の繁殖の養分となり、そのため宵越しのお茶は飲めない、と考えています。
しかし、研究によれば、茶ポリフェノールと茶の色素には強い抗ガン、抗酸化作用があり、一晩を越したお茶のビタミンCの含有量が大きく減ってしまったとしても、それでもなお病気に対する作用は備えているのです。その上、宵越しのお茶には酸素を豊富に含んでおり、毛細血管の出血を抑えるかもしれません。
ある人は、お茶を一晩放っておくと、ニトロソアミンのような発がん物質を生じさせるのではないか、と心配しています。実際にはその量はとるに足りない量でしか無く、我々が日常食べている多くの食物、パン・野菜・漬け物・塩漬けの魚・ベーコンなどにはどれもニトロソアミンが含まれており、しかもそれらの量は茶水に含まれるものよりもずっと多いのです。一般的に正常な量を食べている限りは、大きな危害を及ぼすことはあり得ません。
研究によると、茶に含まれる豊富な茶ポリフェノールとビタミンCは、どちらもニトロソアミンに対する天然の抑制剤です。このため、お茶を飲むことは、他の食物などによるニトロソアミンの危害を消すこともできるのです。
宵越しのお茶や淹れてから時間が随分経ったお茶は、変質していなければ、毒ではありません。
しかし24時間以上経過したお茶は、飲むべきではありません。
・・・というのが、中国の見解のようです。
「宵越し」と「朝淹れて昼に飲む」のはどちらも数時間じゃないか、というのは実に中国人らしいユーモア溢れるツッコミだと思いました。
基本的には「長く置いて細菌が繁殖しているようなのはマズイよね」ということでOKかと思います。
宵越しというよりも、時間が大分経ったお茶は気をつけましょう、というのがより正確でしょうね。