中国の輸出は色々と大変なことも多いのですが、新たなシステムが始まり、これで陸続きの国向けへの輸出コストが大幅に下がるかも、というのがあるようです。
黄山市首票便捷通关模式出口茶叶顺利通关
记者昨日从黄山海关获悉,黄山市首票以“属地申报、口岸验放”便捷通关模式出口的茶叶,近日顺利经由阿拉山口口岸通关,销往塔吉克斯坦共和国。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0618/article_158371.html
黄山税関によると、黄山市で初めてとなる”現地申告、国境検査パス”の簡便な通関モデルで輸出された茶葉が、最近、阿拉山口の税関を無事に通関し、タジキスタン共和国に届いたようです。
調べによると、この荷物は荷物価額2.4万アメリカドルの茶葉で、5月28日に黄山を出発し、黄山税関で所属地申告をしました。阿拉山口の税関に到着後、電子証明書によって通関をパスしました。
「”現地申告、国境検査パス”の方法は、国境税関における輸出証書の作成や申告、検査などの一連の手続きを省くことができ、通関に関する時間とコストの削減をもたらしました」と、輸出企業の責任者は今回のような一回で申告、検査、発送が済むモデルに歓迎の意思を表明しています。今回の貨物の通関は以前と比べ、1週間あまり時間が短くなったそうです。
黄山税関の担当者によると、1998年から黄山市の茶葉は自前で輸出を開始しました。しかし、輸出企業は、国境の税関に赴いて申告をする必要があり、多くの人手やお金、時間を無駄にしていました。ここ数年、積極的に通関業務改革を推進しており、地域の通関専用窓口を設立し、輸出企業のために”現地申告、国境検査パス”の通関業務サービスを行っています。企業は、黄山市税関で申告をすれば、国境の税関では出発地の税関で発行された電子資料を渡すだけで、確実に貨物の申告と発送処理が完了するのです。これによって、企業によっては通関コストの25%程度を下げることができ、物流コストを3割前後下げることができます。
簡便な通関方法は黄山市を本当の意味で内陸の”輸出港”にします。わずか20日あまりで、既に2社の企業が黄山税関に7つの茶葉の申告を行い、全て無事に通関しているとのことです。
輸出・輸入に当たっては、関税や送料以外に、手続きなどの非関税障壁が存在しています。
中国の輸出入は特にその傾向が強いのですが、今回の規制緩和で沿岸部の茶産地から、内陸国への輸出が活発になるかもしれません。