10月1日から中国国内の「旅行法」が改正されました。
これは中国国内の旅行会社が主催するツアーに関しては、参加者を旅行会社の提携する土産物店などへ連れて行き、そのバックマージンを得るという商法を禁止するものです。
これによって、土産物店や茶葉店の売り上げに影響が出ているようです。
特に台湾の阿里山の茶葉店では、大陸観光客の売り上げが無くなり、閑古鳥が鳴いていたとか。
《旅游法》实施首日阿里山茶叶店生意冷清
导报记者从阿里山风景管理处获悉,十一长假首日赴阿里山的大陆游客有4000多名,与去年长假首日相比减少约一半。不过,以去年全年阿里山接待150多万陆客来计算,昨天这个数字还是超过全年每日平均数。阿里山风景管理处曾处长表示,来阿里山的总体人数已经足够,希望未来能在质上提升。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/1002/article_162187.html
阿里山風景区管理事務所で聞いたところ、国慶節の長期休暇初日に阿里山を訪れた大陸の観光客は4000名あまりで、昨年の長期休暇初日と比べると約半分となりました。しかし、昨年一年間で、阿里山は150万人あまりの大陸客を呼び込んでおり、昨日のこの数字は通年で見れば1日の平均数を超えています。
阿里山風景区管理事務所の所長は、阿里山にやってくる全体の人数は十分足りており、今後はさらに増加も見込めると話しています。
昨日は「旅行法」施行の初日で、阿里山の茶園で買い物をする大陸の旅行団体客は明らかに減少していました。昨日、阿里山の麓に行ってみたところ、沿線には少なくとも十数軒の茶葉店がありますが、これまではほとんどの店が大陸客を基本として商売を行っていました。
ある関係者の話によると、9月末から観光バスが来るのが少なくなり、店に入ってくる団体客は半分程度に減ってしまい、昨日は特に深刻だったそうです。
しかし、既に多くの店はこれに対応しているそうです。「これまでは買い物場所に行っていたけれども、今後は休憩スペースとして、”気軽に”みなさんに台湾の茶葉を見てもらおうと思う」とある店は話しています。
このほか、ある店ではショッピングの場所から、文芸工房に転換を図る琴を試みています。茶葉博物館や茶産地体験、茶葉研究所などの方法があり、将来的には旅行団が観光の名目で大陸
客を体験させに連れてくることもできるようになります。
多くの台湾ガイドにとって、「旅行法」はただの1つの契機では無くて、ある人にとっては前途を悲観するものになるかもしれませんが、多くの人にとっては、これは”正常”にもどったということで、観光客の買い物に自分の給料を頼り切るようなことになる必要は無いのです。
私も阿里山のお茶屋さんで、大陸の観光客を連れてくるとバックマージンは50%を要求されるとかで、それで粗悪な茶葉を阿里山茶として売りつけている業者がいる、という話を聞かされたことがあります。
中国の国内法で、そうした活動ができなくなったことから、現地発の旅行代金は上がるでしょうが、健全な競争になって良いのかもしれません。
個人的には、日本もこのような法律を導入するべきのような気もします。激安ツアーは無くなりますが、歪んだ現地の土産物店は一掃されるでしょう。