中国では今年の3月1日から新しい農薬の残留基準が施行されるそうです。
この動きにいち早く対応したのは、ネットショップだったそうです。
网商先行迎茶叶农残新规
农业部与卫生部联合发布《食品中农药最大残留限量》将在今年3月1日正式实施,其中茶叶限制农药残留有25项之多,尽管新标准还有所落后于发达国家的标准,但它比国内的旧标准要求多了近3倍,对广大中国茶企来说,新标准或许已经带来了较大的经营困难,但事关消费者身体健康的食品安全问题,不合格的茶叶产品就该在市场中消失。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0220/article_157643.html
記事によると、農業部と衛生部が共同で出した「食品中の農薬の最大残留限度」基準が今年3月1日正式に実施されるとか。
このうち、茶葉に関しての残留を規制する農薬は25項目あまりとなるそうです。
先進国の基準に比べると、まだ甘いところがあるものの、今までの国内基準からすると3倍あまりの項目が設定されているそうです。
中国の茶葉会社にとっては、この基準に適合させるのには経営的な困難があるものの、消費者の健康や食品安全問題への関心は高く、不合格の製品は市場から消えることになります。
新しい基準が開始となるまでまもなくとなりましたが、茶業界は見たところ、まだ落ち着いた様子に見えます。
多くの茶葉会社や茶農家は、この新しい残留基準が業界にあまり関係がないように、様子を見守っているように感じます。
春節の前に、記者は天猫商城(T-mall。中国のネットショッピングモール)で、四川省の茶葉会社が「EU検査基準」の検査報告を掲げ、農薬残量に関してEUの基準に合格していると表示していました。
これは我が国の新しい農薬基準が施行される前に、EU基準の合格証を打ち出したはじめての中国国内の販売業者ではないでしょうか。
この会社の天猫モール店の活動は大変賞賛されており、中国茶葉の販売を伝説などの物語や表彰を受けたことを餌に行うのではなく、検査報告のような数値で示すと言うことが、消費者にとっての真実であり拠り所になるように感じます。
中国にある7万あまりの茶葉会社が、新しい農薬残留基準に対応するにあたり、多くが何の反応も示さないのはどういう理由からなのでしょうか?
記者は、中国の茶葉市場は長い間、規制が比較的不足していたので、外国に輸出する茶葉会社以外の国内向けの茶葉会社は製品の検査の問題にあまり取り組んでこなかったのだと思います。
生産許可制度があり、QS認証の茶葉が市場で販売されるようにはなりましたが、ここ数十年茶葉店で茶葉の検査に来た人に出くわしたことがありません。
このような歴史が茶葉会社に馴れ合いを生んでしまい、今回の新しい農薬残留基準にも、大きな関心を払っていないのではと思います。
茶葉会社は、新しい農薬残量基準が自社にコストをかけるから、この規程に関心を払わないのかもしれませんが、消費者は製品の安全と健康にずっと関心を持っており、茶葉会社はこれから逃れることはできません。
消費者に対しての関心という意味では、ネットショップの方が伝統的なお店よりも、一歩進んでいるようです。
実店舗がないネットショップにとって、お客さんの信頼が大切というのは、日本も中国も変わりません。
今回の新基準で、少しは生産者側の安全に対する意識が変わってくると良いのですが。