中国の茶葉会社には地方政府筋の投資マネーなどが入り、株式上場を目指す動きが活発です。
しかし、その内情はあまり褒められたものではないようで。
铁观音集团招股书遭媒体质疑硬伤累累
在证监会启动号称史上最严格的核审之后,日前曾有望成为A股茶叶“第一股”的安溪铁观音主动撤回了IPO申请材料,其招股书中颇为明显的硬伤或是最终导致IPO折戟的最主要原因。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0119/article_156589.html
新興の茶葉会社の中で上場の最右翼とされていた、安渓鉄観音集団。
しかし、新株発行の目論見書に虚偽記載があることをメディアに暴かれ、会社は上場申請を取り下げたそうです。
一部メディアの報道によって、虚偽の宣伝広告を行っていたことや、自社で扱う茶葉の95%を外部からの買い付けで賄っていたことが発覚したことを指摘されたようです。
そうした中で、もっとも深刻だったのは、会社側の製品の品質管理体制が杜撰であったことと、安渓鉄観音というブランドに依存しすぎていることだと記事は述べています。
「安渓鉄観音」というブランドは一企業が管理するものではなく、地方のブランドになっており、200社ほどの会社が生産を行っています。
それゆえに、もし他の企業が深刻な食品事故を起こした場合、この会社にとっても致命的な影響を与えてしまいます。ブランドのコントロールがこの会社でできない、というのが弱みになってしまうことになります。
また、急速に会社を大きくした割には生産規模が少なく、外部からの買い入れに頼っています。これは、商品の品質コントロールを行うこともできないということであり、致命的です。
2011年に天福茗茶が香港で上場して以来、チェーン方式で販売店を拡大するというビジネスモデルが茶葉会社の成長スタイルであると考えられ、同種の企業が全国あちこちに登場しています。
多くはフランチャイズシステムを採用して、加盟店を募り、店舗を急速に拡大するものですが、多くの企業は地元産の茶葉ブランドに過度に依存した経営をしています。また、生産体制も店舗網の拡大には追いついておらず、外部からの買い入れで賄わざるをえなくなっています。
今回の安渓鉄観音集団の上場見合わせは、こうしたビジネスモデルの限界を示しており、全国の茶葉会社に波紋が広がりそうです。