台湾系の茶園が多くある福建省漳平市永福鎮では、桜と茶樹の競演が楽しめるようです。
人々が忙しく働く春が早くもやって来て、農作業はまさに忙しい盛りになりました。
漳平市永福鎮の台品桜花茶園では、茶農家たちが桜の花の映える茶山で忙しそうに茶樹の剪定、有機肥料の施肥を行って、春茶の生育が順調に行くようにしています。多くの旅行客が足を止めてこの様子を見ています。
ここでは、茶樹とセットで植えられた1万株以上の桜の花が、2回目の花の盛りを迎えていて、ピンク色のソメイヨシノ、ヤエザクラ、フジザクラなどの品種が華やかにデビューしています。
緑の茶山の中にある鮮やかな桜の花が咲き誇り、茶農家たちが茶樹の間を動き回る様子は、詩的な意味をもった一幅の絵画のようであり、多くの旅行客を引きつけて、花見をしたり、茶を味わっています。
現在、漳平市の台湾農民創業園に進出した台湾企業は82社、農家数は600人あまりに上り、漳平市は台湾企業が大陸に投資をする最も密集した地域となっていて、海峡両岸で最大の高山烏龍茶の生産地となっており、台湾の同胞からは”大陸阿里山”と呼ばれています。
台湾人が進出して開発をした茶園ですが、既に本家である台湾の生産量を超えているようです。
植えられている桜の品種も日本のものが多いというのは、台湾の影響が大きいことを感じさせます。