中国の茶産地のコストを引き上げる要因にもなっている、茶摘み人不足の問題。
これに対処するべく、早くも争奪戦が始まっているようです。
淳安露天茶园未开采请茶工已起硝烟
“有没有妇女,给我家采茶叶,每人每天80元,一个月左右,包吃住行,介绍下,多谢。”日前,一位网友在某QQ群上发布信息。茶园未开采,请茶工已起暗战,也应了那句老话:兵马未行,粮草先行。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0222/article_157733.html
記事によると、中国のメッセージサービス「QQ」で茶摘み人募集のメッセージ「日給は80元。食事と住居は提供され、1ヶ月あまりの仕事」が流れているとのこと。
茶摘みはまだなのに、こうした人材争奪戦は早くも先行して始まっているようです。
いわゆる名優茶として販売するためには、手摘みで行う必要があるため、この時期、大量の労働力が必要となります。
が、ここ数年は人件費の高騰や職業選択の幅が広がったことで、茶摘み人の採用は大変厳しくなっています。
ある組合の理事長の話では、「最近、白茶をやっているところが、1人100元を出すらしい」といううわさ話を聞くそうです。
この組合では1000畝あまりの茶園を持っており、毎年200~300人の茶摘み人を必要とするとのこと。あと数日で茶摘みをはじめる予定だそうですが、まだ人は完全に集まってはいないとのこと。
人不足は頭痛の種のようで、白茶の方が数日茶摘みが遅いから、うちの烏牛早を摘んでから、戻ってくれないかな、と話しているそうです。
茶摘み人不足の問題は非常に深刻です。
重労働ですし、雇用期間が茶摘みの時期の1ヶ月間という短期であるため、正規の雇用になりません。
若者がやりたがらないのも、頷ける話です。
こうしたことを極力避けるために、
・様々な品種を植えて、茶摘みの時期をずらす
・給料を上げるなど、待遇を改善
ということに取り組んでいるのですが、根本的な解決には至っていないようです。