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『黄山雲霧茶』団体標準が制定される

安徽省黄山市で『黄山雲霧茶』というお茶の地理標志(地理的表示)取得に向けた動きがあり、今回、団体標準が制定されたそうです。

 

茶旅の融合的な発展と、茶農家の収入増加を図るため、黄山市黄山区湯口鎮農副産品産業協会は、黄山市、黄山区農水局、黄山市茶葉行業協会、湯口鎮人民政府などの大いなる支持の下、黄山雲霧茶の地理標志を申請し、ならびに『黄山雲霧茶』団体標準を制定しました。

『黄山雲霧茶』(T/HSTA 006-2023)団体標準は専門家による審査会を通過し、2023年12月28日に全国団体標準情報プラットフォームで正式に公告され、2024年1月28日より施行されます。標準の制定は黄山雲霧茶の生産に根拠を与え、地元の茶産業の発展をさらに推し進めるものです。

黄山雲霧茶は烘青緑茶に属し、黄山市黄山風景区及び湯口鎮一帯の高山茶園で生産され、その芽は太くて産毛がハッキリとしていて、形は良く締まっていて美しく、香りは濃厚で味が甘く、湯色は濁りが無く、”味醇、色秀、香馨、湯清、冷韵”で知られてきたお茶です。
黄山雲霧茶の伝統製造技術は清の初めに戴承章氏から戴氏の家族に五代にわたり伝承されています。
その加工工程は、摘採、攤青、殺青、揉捻、子烘、復烘過篩、老烘、揀剔の8つの工程からなります。

2022年、緑茶製造技術(黄山雲霧茶)は安徽省第六回省級無形文化遺産代表性プロジェクトリストに入選しています。

 

黄山雲霧茶は、黄山毛峰茶の前身とされているお茶で、その製法は断絶したという話になっていたかと思います。
が、どうも「高山雲霧茶」の連想からか、この名前が高山緑茶の一つのブランドとして、復活させようという動きに見えます。
今後の動きに注目したいところです。

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