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蘇州市呉中区、洞庭碧螺春保護条例制定に向けた会議を開催

洞庭碧螺春茶の産地である江蘇省蘇州市呉中区では、今年中に洞庭碧螺春茶に関する保護条例を制定する計画だそうです。
制定に当たって、現場の意見などを聞く会合が行われたようです。

 

『蘇州市洞庭碧螺春茶保護条例』(以下『条例』と略す)の制定は、蘇州市人民代表大会常務委員会の2023年立法計画の正式なプロジェクトで、『条例』は洞庭山碧螺春茶の文化を高揚し、呉中区の名声と文化的な嗜好を高めるなどの面で重要な意義を持つものです。

碧螺春茶の保護と成長の実際の状況を十分に理解するために、本日(9月1日)、呉中区人民代表大会常務委員会主任の方偉軍氏は、東山鎮碧螺茶館人民代表連絡所に赴き、洞庭山碧螺春茶の保護と発展状況についての調査検討座談会を開きました。呉中区人民代表大会常務委員会党指導部の副書記である周雲祥氏が会議を主宰しました。

この会では、呉中区農業農村局、市場監督管理局が『条例』の立法過程と合わせて、碧螺春茶の保護発展の実際の状況とさらなる作業の考え方について報告しました。
呉中農発集団、東山鎮、金庭鎮は作業を進めていく上で直面している困難や問題について報告をし、さらに意見や提案を提出しました。
会に参加した人民代表大会の代表はいかにして碧螺春茶産業の持続的で健全な成長を図ることが出来るかについて意見を交流しました。

方偉軍氏は、

機会を捉えた立法作業の重要性について十分認識を行ってください。
より上級の立法作業との組み合わせを特に重視し、前向きな考え方でこの作業を行い、より良く、より実効性のある碧螺春茶の保護発展作業を行うべきです。
人民代表大会の立法における主導的な力を発揮し、より多くの人民たちの身近な利益を保護することを旨として実際の行動に落とし込んでください。
問題に立ち向かい続け、法に基づいた高効率なやり方での立法を進めてください。
『条例』は茶園の保護と品質向上、ブランド保護と管理、産業の支援と発展、文化の伝承と保護などの面に照準を合わせ、市の人民代表大会と協力して、より完全な立法を目指してください。
草の根の立法窓口、人民代表大会の代表の家などの情報源を組み合わせて用い、調査研究をしっかりと行い、広い民意を取り入れ、民衆の智惠を広く集め、経験的なやり方と難点や問題点などを積極的に反論し合うことによってこそ、法律の規定をしっかりしたものに出来、指導実践を行うことが出来ます。
長期的な発展に立脚し、洞庭碧螺春茶ブランドの振興を推進してください。
高級品と大衆品の関係を上手に処理し、碧螺春茶ブランドの振興を促進し、呉中区の茶産業の発展を促してください。
業界の監督管理を強化し、源流から洞庭山碧螺春茶の品質を守るようにしてください。
茶樹の品種資源と生態環境の保護に焦点を当て、積極的に科学技術と人材を導入し、技術的なサポートを提供してください。
紅茶産業の発展に注目することが良く、多元化多品種の発展に力を入れ、それによって産業の高効率化とさらなる農民の収入の増加を実現してください。

と指摘しました。

 

このような茶産業の保護条例は、現在、各地で積極的に制定されるようになってきています。
特に洞庭碧螺春茶は原産地の保護範囲が狭く、産量が小さい割には知名度のあるお茶です。
そのぶん、他産地産の偽物などの脅威に晒され続けているわけで、そこを条例制定で、法的にカバーしていこうという方針のようです。
紅茶への言及も行われていて、春の一番茶以外でも生産できる、緑茶以外の茶種への注力なども指摘されています。

 

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