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安吉白茶の母樹が”新時代の目撃者100選”に選ばれる

安吉白茶の母樹である”白茶祖”が、国家文物局などが実施した”新時代の目撃者100選”に選ばれたそうです。

 

先日、国家文物局、中央広播電視総台、国家インターネット情報弁公室が共同で実施した”新時代の目撃者”をテーマにしたイベントで、機関の推薦と専門家の審査を経て、100件の”新時代の目撃者”リストが確定しました。
安吉県が申請した脱貧茶樹良種”白茶祖”は入選を果たし、省内でも入選は3件しかありません。

1982年の初め、安吉県天荒坪鎮大渓村の海抜800mにある横坑塢桂家廠で、この樹齢百年あまりの白茶祖が発見されました。
同年の4月初めに、安吉県林業科学研究所の茶葉専門家が白茶祖古茶樹の枝を切り取り、挿し木の繁殖技術によって、この茶中極品の繁殖に成功しました。
1997年、”白葉一号”は浙江省無性系茶樹良種に認定され、世界に新しい茶樹品種としてデビューしました。

 

40年の発展を経て、2022年までに安吉県全体の安吉白茶栽培面積は20.06万畝、年間の産量は2100トン、産出額は32億元、農民の一人あたり平均増収額は8800元近くとなっています。
安吉白茶は国家”原産地証明商標”、”中国十大名茶”などの栄誉を受賞し、国内外の茶葉コンテストで多くの賞を受賞し、安吉県の農業の支柱産業となっていて、さらに優れた茶苗を送り出すという形で、全国で100万畝あまりに広がっており、白茶産業は絶えず大きく成長して行っています。

2003年4月9日、当時、浙江省委員会書記を務めていた習近平が、安吉県を視察した際、安吉白茶を”一枚の葉が庶民を豊かにする”と賞賛しました。
それから15年後の2018年4月9日、黄杜村の20名の農民当院が習総書記に書簡を送って、村で白茶を栽培して豊かになった状況をレポートするとともに、貧困地区の貧困脱出対策に利用してもらえるよう1500万株の茶苗を寄贈しました。
習近平総書記は、”水を飲む際にその源に思いを馳せるという意識を強め、党の恩義を忘れないという意識、党と悩みを分かち合い、まず豊かになった者が後から豊かになる者を助けるという精神は、貧困の打破という戦いの中で大変意義のあることだ”と重要指示の中で強調しています。
2018年10月、安吉県は”白葉1号”プロジェクトを始動させ、貴州省、湖南省、四川省の3省5県に対し、白茶の苗を寄贈しました。

2021年5月18日、黄杜村が中心となり”白葉一号”郷村振興党建連盟を設立し、古丈県翁草村などの5つの村の党組織と支部ごとの繋がりを作り、郷村の振興、共同富裕の新しい方法について考えていくことにしています。
今では、翁草村は茶園の生態プロジェクトを行うだけではなく、茶によって旅行業を起こし、旅行業によって茶を促進するという、茶旅融合的な発展という新しい方策を編み出しました。
沿河県中寨鎮の”白葉一号”プロジェクト基地では、”村級組織+会社+組合+農家”の利益連結システムを設け、志強村では一人あたりの平均収入が16500元に達しています。

文化的遺物は歴史の証人であり、脱貧茶樹良種”白茶祖”が国家”新時代の目撃者100選”に選ばれたことは、安吉県の”白葉1号”プロジェクトにとって、最高の賛辞です。
今後、安吉県では”三省五県”の支援の実効性を高め、安吉白茶を”百億産業、百年ブランド”にするように邁進していきます。

 

安吉白茶の産地である安吉県は、習近平総書記の言葉が紹介されているように、現指導部とは密接な繋がりのある地域です。
国策である貧困撲滅に積極的に協力を行っている様子が窺えます。

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