中国茶ファンのためのデータベース&ニュース

  1. 市場環境
  2. 89 view

中国の茶葉生産量は3年後、30%以上伸びる見込み

中国のお茶の生産量は急激に伸びているわけですが、この勢いはまだまだ続きそうです。

 

2013年全国茶叶生产继续增产增收

农业部种植业管理司对2013年茶叶种植及生产情况的统计汇总已经出来。从汇总看,2013年全国茶叶生产继续增产增收,但同时也反映出产行业盲目扩大茶园面积、茶叶平均单产水平下降等一系列问题。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0308/article_167694.html

 

農業部栽培業管理司は2013年の茶葉の栽培と生産状況の統計を既にまとめ終えました。全体的に見ると、2013年の全国の茶葉生産は増産増収を続けています。しかし、同時に業界における茶園面積の盲目的な拡大を反映して、茶の単位面積当たりの平均収量の水準が低下するなどの問題が起こっています。

全国の茶の生産は、18年連続の増産増収の良好な流れを引き継ぎ、昨年は西南地区の深刻な春の干ばつ、長江中・下流域での深刻な夏場の日照りなどがあった中でも増産増収を続け、茶園面積と茶の総生産量は史上最高を更新し、茶の産出額は初めて1000億元の大台を超えました。

2013年の茶の生産統計は人を一喜一憂させます。喜びは茶の生産が19年連続の増産増収となったことで、憂いは、このような規模を重んじ品質を軽んずるやり方、面積の拡大を重視し単位面積当たりの産量向上と品質を軽んずる成長モデルがこのまま続くのでしょうか?現在、茶の生産は生産能力の過剰ですが、それもまだ全ては現れておらず、隠れた過剰はより恐ろしいのです。現在1000万畝近い茶摘みをしていない茶園(訳注:植えたばかりの若木ばかりで生産可能になっていない茶園)は3年後に理論上は全国の茶葉の総生産量を3分の1ほど増加させる見込みで、ここには将来数年間で増えるであろう5~600万畝の茶園を計算に入れていません。

現時点で200万トン近い産量があり、現時点でもかなりの供給過剰状態なわけですが、そこに既に開発してしまった茶園のお茶が加わることになります。
「これといった産業もない農村の収入を増やすためには、お茶を生産するしかない」という事情があり、こぞって茶の栽培に力を入れてしまった、というのがその原因にあります。
本来、そうしたことが起こらないはずの計画経済の国で、このような状況が生まれているのは、何とも皮肉ではあります。

 

市場環境の最近記事

  1. 北京茶業交易センターが開場

  2. ロシアの中国茶需要は、ますます高まる

  3. 中国の茶業界の市場規模は3000億元超え。今後はブランド力の育成がカギ

  4. 世界と中国の紅茶産業のここ5年ほどの状況について

  5. 2023年普洱春茶の荒茶最高価格は、曼松・王子山古樹の1kg5万元

関連記事

PAGE TOP