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雲南省普洱市の茶の産出額、10年で10倍に

雲南省で「雲南の十年」という記者会見シリーズが開催されており、普洱市では茶業とコーヒー産業の成長ぶりが紹介されたそうです。

 

22日より開催されている”雲南の十年”シリーズの記者会見の普洱市の会見での取材によると、ここ10年で普洱市はグリーンな現代産業システムの建設速度を速めていることが分かりました。そのうち、茶産業の産出額は36.2億元から228億元にまで増加したそうです。

普洱市は中国の南西部に位置し、南東はベトナム、ラオスと接し、南西はミャンマーと国境を接していて、中国から南アジア、東南アジア各国へ行くための交通の要衝にあります。また、普洱市は北回帰線上で最大の生態のオアシスであり、中国でも重要な茶産地であり、最大のコーヒー産地になっています。

中国共産党普洱市委員会書記の李慶元氏によると、党の第18回人民代表大会以来、普洱市のもっとも主導的な変化は、生態文明の建設の先駆者であり、国のグリーン経済試験模範区を建設し、グリーンな発展の勢いがより強くなっていることにある、と言います。

データによると、普洱市の生態環境は持続的に向上しています。森林被覆率は67%から74.59%に高まり、中心都市の環境空気優良率は98.9%に達し、市内全域の地表水モニタリングでの水質の優良比率は97%に達しています。

このほか、グリーンな現代産業システムの建設も進んでいます。茶産業の産出額は36.2億元から338億元に増加しました。雲南国際コーヒー交易センターと精品コーヒー園区を建設・運営したことで、コーヒー産業の産出額は2.3倍に増加しました。全国で最大の雲茯苓、白及(ビャクキュウ)の主産地となっており、39種の有機栽培模範区にもなっていて、生物医薬の総合産出額の年平均の伸びは30.1%になっています。森林経済、森林レクリエーションと”森林パルプ紙・木材建材の一体化”の成長は加速しており、林業の総合産出額は82.4億元から368.3億元に増加しました。5つの4A級風景区を建設し、景邁山古茶林文化景観は国務院の認定する、中国が2022年に正式に世界文化遺産に申請するリストに登録されました。普洱市の旅行総収入は7.6倍に伸びています。

注目に値するのは、第18回人民代表大会以来、普洱市の対外開放もまた拡大し続けているということです。中国(雲南)自由貿易試験区普洱市連動創新区、孟連(勐阿)国境区の建設が加速され、孟連口岸は雲南省がミャンマーに開放している第2大陸路口岸となり、勐康口岸は国際口岸に昇格し、龍富口岸は国の”第14期五カ年計画”の口岸発展計画に組み込まれ、中国ラオス鉄道沿線開発の3年行動計画も実行されており、経済貿易での往来と人文交流がどんどん深化していて、輸出入総額は2.1億米ドルから12.3億米ドルへと増加しています。普洱学院は省内で初めての国門大学建設トライアル校となり、普洱はラオスからの留学生の受け入れが全国で最も多い地区となり、対ミャンマー、ラオス、ベトナムの全方位での開放というポジションの基礎が形成され、中国とASEANの協力における”普洱チャンネル”の影響力はどんどん拡大しています。

 

地元政府の成果を報告するという、よくある会見なのですが、注目すべきは茶業が10年で10倍に伸びているということでしょう。
プーアル茶バブルの崩壊など、プーアル茶の成長力に疑問を呈する向きもあるのですが、実態はきっちり伸びていたということです。

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