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チベット自治区、初の茶の新品種「蔵茶1号」を登録

チベット自治区で初のお茶の新品種が登録されたそうです。

 

先日、『中華人民共和国農業農村部公告』は、チベット自治区が申請していた初めての茶樹新品種”蔵茶1号”が農業農村部の認定を通過し、登録されると発表しています。この茶樹の新品種の育成の成功は、チベットには地元の茶樹品種が無いという空白を補うものです。現在、”蔵茶1号”は既に核心模範園7.5畝を建設し、2万株の苗を育成していて、今後の栽培の拡大と規模の拡大に向けて良い基盤を作ったことになります。

取材によると、2020年、林芝易貢茶場と広東省農業科学院茶葉研究所が協力し、1960年代に植えられた易貢茶場の”チベット最初の茶畑”の群体茶樹品種の中から、地元の優良茶樹品種として”蔵茶1号”を選抜し育成しました。この新品種の母樹は易貢茶場に長年生育しており、高原地域への適応性と抵抗性を持っており、チベット各地の茶産地で広く栽培するのに適しています。「これはチベットが自分の茶樹品種を持つことになったことを意味しており、さらに成活率も高いので、チベット茶の栽培のコストを大きく引き下げることになります」とチベット自治区農業科学院の科学技術スタッフの毛娟さんは言います。

 

チベットの林芝(ニンティ)市にある、茶園で育った在来種からの選抜とのことです。
高山の過酷な環境に耐えうる適応性を有した品種のようですね。

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