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余杭区の新品種・紫蕓茶。開発は現場指導員

径山茶で有名な浙江省杭州市余杭区ですが、雲南由来の新品種を開発したそうです。

云南紫鹃茶被成功”驯化” 紫芸茶成余杭新茶种

余杭是茶叶名乡,不但径山茶历史悠久、闻名遐迩,近年来径山的红茶也后劲十足,径顶红茶、径山五峰等以上乘口感惊艳众人。最近,余杭的茶叶家族又增添了一名“新成员”——紫芸茶。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0910/article_173780.html

余杭区は茶の名産地で、径山茶の歴史が長いだけでは無く、最近は径山の紅茶も頑張っています。径頂紅茶、径山五峰などは口当たりが華やかで人を驚かせています。最近、余杭区の茶のファミリーにまた新しい”新メンバー”が加わりました。紫蕓茶です。

”紫蕓茶”の母樹は、雲南の平均海抜1400mあまりの高山からやって来ました。2011年8月、余杭区科学技術特派員の屠水根氏は、雲南の”紫”品種を導入し、3年あまりの適応性馴化の試植を行ったところ、茶樹の成長は良好です。

屠水根氏は余杭区農業技術普及センターの高級農芸師で、同時に余杭区が径山鎮に特別派遣した科学技術特派員で、地元の企業や農家に対して科学技術の計画プロジェクトの指導と支援に当たり、農業科学技術の引き上げを行っています。一般的には、科学技術特派員は2年が1つの任期ですが、自分の持ち場の仕事を十分に行った上で、毎年3分の1以上の時間を現場で行うように求めました。屠さんは特例だったのです。6年連続で科学技術特派員を担当し、連携した科学技術模範農家は22戸。大部分の仕事は径山の農村や畦で費やされました。その仕事ぶりが特に優れていたため、2011年には省と市、それぞれから優秀科学技術特派員の称号を獲得しました。

径山の茶園では、”紫”を挿し木、接ぎ木などの手法を使って、無事に生育させました。現在、栽培面積は既に4畝に達し、次は余杭区でもう少し大きく生育数量と栽培面積を拡大する計画です。

「私たちはこの品種に新しい名前をつけました。”紫蕓”品種です。厳密に言うと、紫蕓は紅茶の1種に属し、先だって行った試験製造のお茶を味わってみると、茶湯は浅い紅紫色で、香りは独特で、明確な甘い花のような香りがあります。栽培、繁殖と製品の種類が試作段階ということもあり、紫蕓茶の生産量はまだそんなに大きくなく、珍しいと思います」と屠水根氏は言います。

一人一人の科学技術特派員にはそれぞれ得意な技術領域があって、屠水根氏のように支援訓練、指導、農業新品種の普及、新モデルができる特派員は、余杭区でも少なくありません。

塘栖鎮の科学技術特派員・朱徐燕氏は、19種あまりの熱に強い青菜を集め、高温に耐えられる野菜の選別とその組み合わせの栽培技術の研究を展開し、地元の野菜農家の収入を高める手助けをしました。鸕鳥鎮の科学技術特派員の王玉坤氏は、甘い梨の新品種を2種と新技術3項目を導入し、梨の生産技術と普及を行うことにより、梨の1つ当たりの重さを300~350gに高め、梨園の畝当たりの生産高を最高1500千グラムにまで高めました。

最近1年で、余杭区の15名の農村科学技術特派員が導入もしくは開発した果物や野菜の新品種は41種で、新技術は29項目、新モデルは16項目で、作り上げた模範地点、模範農家、模範園の数は130あまり、普及面積は12000畝あまりになり、影響を与えた面積は10万畝あまりになります。彼らは科学技術のノウハウを広い農村に直接持って行って、科学技術と農村及び農民の距離を縮め、農村の産業構造の調整とレベルアップの歩みを早めています。

 

中国では、農業指導員が品種の開発や新技術の導入までやってしまっているようです。
ちなみに、この新品種はどうやらアントシアニンが多い紫娟茶の系列にある品種のようです。

なお、品種名ですが、現地名は”紫芸茶”なのですが、この”芸”の字は簡体字では”蕓”の漢字であり、”藝”とは別の字です(この場合の簡体字は””)。
・・・日本人にとっては非常に厄介な品種ですね(^^;)

 

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