浙江省杭州市西湖区の西湖龍井茶の産地では、既にシーズンも終わりに近づいているようです。
ここのところの杭州は太陽が燦々とし、気温も上がり続けていて、西湖景区の各茶村は熱気で溢れていて、茶農家や茶葉会社は非常に忙しく新柄も、今年の春茶のシーズンを円満に終えるための準備を始めています。
西湖街道へ取材に行ってみると、現在は”明後雨前”で、西湖風景名勝区の西湖龍井茶の春茶の生産シーズンは既に中後期に入っています。
「現段階では、”龍井43”の生産は基本的終わっていて、”龍井群体種”の生産が主です。各茶産地の村の状況に少し違いはありますが、霊隠の群体種の生産は最盛期に入っていて、龍井の群体種の生産は終盤に入っており、翁家山は既に春茶の茶摘み後の剪定の初期段階が完了していて、黄色い誘虫板を挿すことによって緑色防除を行っています」とある作業員は話します。現在、西湖龍井一級産区の販売の勢いは熱気を帯びており、第1四半期の西湖龍井一級産区の産出額は10119.64万元で、昨年の同時期と比べて増加しています。
日本の書籍などでは、龍井茶には「明前、雨前、雨後の3つの生産時期がある」のような記述が多いのですが、今は穀雨よりも後に収穫をするのは極めて稀です。
これには温暖化の影響や早生品種の龍井43の普及など、いろいろな側面があるのですが、情報のアップデートが必要です。