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大連の茶葉市場で野生茶ブーム

中国の茶葉市場では、色々なブームが起こります。
大連では、いま”野生茶”がアツイようです。

 

大连茶叶市场刮起野茶风

野生绿茶、野生红茶、野生普洱茶……最近,大连茶叶市场刮起野茶风。“前两年是个别茶商拿来家乡的特色茶请熟客尝鲜,但今年野茶几乎遍地开花,一些品牌也相继推出了野茶产品。”时常逛茶店的郭先生说。昨日,记者采访发现,野茶似乎成了在这个闷热夏天刺激茶市的强心针,成为很多商家的主打产品。然而,很多消费者好奇购买的同时也发出疑问:野茶真的有那么多吗?什么样的才是野茶?它到底好在哪儿?

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0806/article_160280.html

 

野生緑茶、野生紅茶、野生プーアル茶…最近、大連茶葉市場では野生茶ブームが巻き起こっています。「過去2年ほどは各茶商が地元の特色のあるお茶を、お茶の分かる人に勧めていましたが、今年は野生茶がどこでも人気を呼んでおり、あるブランドは継続して野生茶商品を売り出しています」と、ある店の主人は言います。昨日、市場を訪れてみると、野生茶は今年の蒸し暑い夏を刺激する茶葉マーケットの芯になっているようで、大変多くの店で商品を打ち出していました。
しかし、多くの消費者は好奇心から買うものの同時に疑問もわいてきます。野生茶とは本当にこんなに多いのでしょうか?そもそもどんなものが、野生茶なのでしょうか?野生茶の良いところは何でしょうか?

 

野生茶の量は増え、種類も豊富に
贈り物の新しい選択に

例年のこの季節には、市場にはごくわずかの野生緑茶があるだけでした。しかし、昨日、市内のいくつもの店に行ってみると、野生茶の量はかなり多く、種類も少なくありませんでした。「錦秋眉などの紅茶がブームになった2年後、私たちは野生紅茶に目をつけていました。この種の紅茶は口当たりが良く、フレッシュで芳醇な味わいがあります」と、ある福建の野生紅茶を扱っている茶商は言います。茶葉は現地の農家に直接赴いて購入してきており、農薬を散布しておらず、天然のままの緑色食品であり、1斤600元とのことです。
このほか、茶商たちが開発している野生茶商品には、雲南や西古樹紅茶、野生プーアル茶のほかに、福建や浙江などの地域の野生緑茶があり、これらの茶葉の価格は普通の茶葉よりやや高い程度ですが、香りはより濃厚で、口当たりはやや苦みがありますが、茶葉の外観はあまり綺麗ではありません。

「先週、半斤の野生紅茶を買ってきたばかりですが、友達に持って行かれてしまいました。ただ、これで私は気づいたのですが、野生茶を贈り物にするのは悪くない選択ではないかと思います。珍しさもあり、興味深いです。」と、昨日野生茶を購入をした人は話してくれました。
彼のような考え方をする人は、消費者の中では少なくなく、見慣れてしまった鉄観音、金駿眉、大紅袍などよりも、今の野生茶の出現はお茶のギフトの目新しさ問題の解消に役立っているようです。
野生茶は多くの人の目には、一種の神秘的なベールをまとっているように見え、その独特の香りや口当たりによって、贈り物の新しい選択になっているようです。

深い山の中の古い林のお茶
三杯飲むと、めまいがする
野生茶ブームがより加熱すればするほど、お茶のブランドは似たような関連商品を売り出すようになりますが、多くは量が少なく価格は高くなります。
ある匿名希望の販売店は、野生茶を名乗ってはいるけれども、そのブランドの関連商品は人工的に馴化されたお茶であると言います。

一方、一部の茶商が販売している野生茶は、その来歴が人を疑わしくさせるものもあります。
「故郷の家の裏に数本の茶樹があり、親戚が自ら作りました」「現地の茶農家が最近山の中で見つけた茶樹で、伝統的な製法に則って作った野生茶です」「深い山の中の古い林の中のお茶で、順や性であることを保証します」など、取材の時には色々な説明を聞きました。しかし、お茶を買いに来ているお客さんの中には、”純野生”という言い方に疑問を持つ人もいました。
彼によると、あるお店で”深い山の中の古い林の中のお茶”を飲んだところ、3杯飲んだらめまいが始まり、冷や汗が出て、さらには悪心や頭痛、全身の不快感に襲われたそうです。彼は何とか車に乗って帰宅し、十数時間眠ってようやく動けるようになったそうです。

野生茶とは一体どんなお茶でしょうか?野生茶を飲む上ではどんな問題があるのでしょうか?昨日、私は多くの専門家に話を聞きました。それによると、現在市場にある”野生茶”とあるもののうち、あるものは荒野のお茶で、以前は人による管理がされていたものの、そのままほったらかしになったものです。また、あるものは、地方の少品種のお茶で、量が少なくて誰も知らないので、野生茶のブームに乗って売られているものです。またあるものは、古いお茶の品種で、野生の成長状態になっていたものです。さらには、ほんの僅かな量の野生茶は、人による馴化がされていない純粋な野生茶です。

「飲んで最も問題が把握しやすいのは、人工馴化されていない茶葉で、その中には人に有害な毒素を含んでいるものがあり、吐き気や下痢などの不良反応を引き起こします」と大連職業技術学院で栄養専門の主任は言います。「成長する環境と成長する時間が違うので、多くの場合は、人工馴化を経た野生茶にはカフェインやポリフェノールなどの栄養成分が確実に高くなっているので、多くの人がこれによって野生茶を求めるのです。ただ注意するべきは、野生茶に含まれる物質は安定しておらず、”野生”野路があるから、栄養価が高いというわけではありません。ある統計によると、2歩株の野生茶に含まれる栄養成分の差は、最大で4倍に達したそうです」

 

ブームになると、何でも市場に並ぶもので、飲んではいけないお茶まで並んでしまうことがあるようです。
お買い求めの際は、十分ご注意を。

 

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