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天福集団、福州に茉莉花茶史館を開設

大手茶業グループの天福集団が福州にジャスミン茶の歴史が分かる施設をオープンしたそうです。

 

福州はジャスミン茶発祥の地であり、天福集団が大陸に投資を始めた最初の場所でもあります。有名な台湾系のビジネスマンである、天福集団董事局主席の李瑞河氏は7日、福州茉莉花茶を広め、その知名度を高めることは、天福にとってもきっと貢献してくれるだろうと述べました。

この日、天福福州茉莉花茶史館が福州市閩候県でオープンしました。ここでは福州茉莉花茶の歴史文化を伝承、促進するため、福州茉莉花茶のものがたりを伝えます。

取材中、李瑞河氏は福州茉莉花茶史館をオープンした当初の意図と思いについて述べました。彼によると、1993年、天福は閩候県で天元茶業有限公司を創業し、主に福州茉莉花茶を生産するとともに、天福の全国への物流配送基地としました。2007年、都市計画のみに蒼氏により、工場の主要な機能は福建省の漳浦県に移りました。

「十数年も昔のことですが、私は依然として福州に深い思い入れがあり、福州茉莉花茶の味と魅力を忘れることができません」と李瑞河氏は言います。2020年9月、枯れ葉、茉莉花茶史館の設立を決定し、今年5月に茶史館は落成し、文化展示、科学研究と教育、観光レジャー、体験と販売などの機能を一体化したものとなりました。

天福茉莉花茶史館では製茶機械の展示を行い、茉莉花茶の製茶の流れを展示しています。

天福茉莉花茶史館の総建築面積は、22380㎡で、文化展示、科学研究と教育、観光レジャー、体験と販売などの機能を一体化しています。茉莉花茶史館のほかにも、天仁、天福集団の発展の歴史展示館、天宏創世ー漳州科技学院産学融合基地、茶荘なども備わっています。

展示館内では、展示パネル、機械設備、工場の模型、実物などのほか、動く立体モデルなどで、福州茉莉花茶の歴史の変化、喫茶文化、経済貿易、製茶の流れなどを紹介し、福州の”古き良き”お茶を味わう場面を紹介しています。

李瑞河氏によると、”茶文化、茶産業、茶の科学技術を上手に統合する”という成長の考え方によって、天福茉莉花茶史館は両岸の茶文化交流と台湾の青年創業実習訓練における交流のプラットフォームとなり、両岸の茶文化と文創産業交流と協力を強めることになる、と語っています。

 

天福の大陸進出の足がかりになったのが、福州だったそうで、そこへの恩返しの意味も込めての開館のようです。

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