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雲南省臨滄市鳳慶県、春茶のシーズンに

雲南省臨滄市鳳慶県は雲南紅茶(滇紅)の産地として著名ですが、普洱茶も製造しています。
その春茶の製造がピークに入っているようです。

 

春の風が吹くと、茶の香りが漂います。
今はまさに春茶の茶摘みのゴールデンシーズンで、臨滄市鳳慶県三岔河鎮ではあちこちの茶樹が若い緑の新芽を吹き出し、茶の香りが風に乗って漂ってきて、カッコウが山間でよろこびに溢れた歌を歌い、茶山は一面の春景色となります。

「私たちは毎日30斤前後の茶葉を摘むことができて、一日にだいたい200元あまり稼げます」と涌金村の茶山で村民たちが茶の籠を身につけながら、山の歌を歌い、翠緑の茶樹の間を行ったり来たりしながら、両手をひらひらと茶樹の上で舞うようにし、熟練した手つきで茶樹から出てきたばかりの柔らかい芽を軽くひねります。まもなくすると、茶籠は柔らかい緑色の葉で満杯になり、村民たちは顔をほころばせながら、嬉しそうな笑い声が山の中に響き渡ります。

涌金村は鳳慶県三岔河鎮の東北部にあり、独特の地理環境と気候特性が茶樹の栽培に向いていて、涌金村ではどこの家も茶を植え、茶を摘み、茶を飲んでいて、茶と村民の生活には密接な関係があります。
調査によると、村には全部で4142畝の茶山があり、100年以上の古茶樹は2万株近くあるとのことです。

春茶の摘み取りの最盛期には、涌金村では毎日少なくとも600名の村民たちが山に登って茶摘みをし、山を下りたら茶を売ります。村の中には5つの茶葉の初製工場があり、茶葉の買い上げについては、品質の良いものを良い値段で買うようにしていて、村民たちが茶摘みを通じて増収できるようにし、同時に初製工場ではまた茶農家を招いて製茶に当たらせていて、涌金村の茶葉産業の発展を促しています。

小さな茶葉が良い産業をつくり、環境を美しくし、庶民を豊かにします。
農村の振興が進むにつれて、涌金村村委員会と村に在駐する作業チームは産業の振興において突出した地位にあり、党が指導する茶産業の高品質な発展モデルを深く研究し、党員のボランティアによるサービス部隊を組織して、茶葉の生産拡大と品質向上に工夫を凝らし、村民への指導をしっかり行って管理と保護を強め、摘採技術の向上を行うことで、村全体の村民をグリーンで高品質な発展という新しい道に進めるよう指導しています。

「古茶樹をしっかりと保護し、自然環境を守ることだけで、涌金村の緑水青山はきっと村民にとっての金山銀山になるはずです」と村の党総支部書記である楊順開さんは一面の緑に覆われた山を見ながら、しっかりと将来を見据えて話をしていました。

 

後半の方は典型的な地元の共産党幹部を、習近平国家主席の言葉になぞらえて賛辞するという地元紙にありがちな構成なのですが、こうしたお茶で豊かになる農村は中国のあちこちで見られます。

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