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西湖龍井茶の茶摘みが正式にスタート

2023年の西湖龍井茶の正式な茶摘みが3月13日からスタートしたそうです。

 

今日(3月13日)、西湖龍井茶の”龍井43”の初摘みのお茶が正式に摘み取りを始めました。

西湖龍井一級産区の龍井村に行ってみると、朝からそれぞれの山を遠目で眺めてみると、ポツポツと茶摘み人たちが茶摘みをしている様子を見ることができました。

朝早くから龍井村の茶農家・繆雅琴さんは茶摘み人たちを連れて山に登っていました。
「今日このあたりを回ってみると、茶葉の生長の勢いはとても良いことが分かりました。今日は気温が下がるはずでしたが、今日見てみたら天気も良いので、茶葉には影響が無く、ここ2日間ほどの高温と昨日の雨のおかげで、今年はとても自信がありますし、嬉しいです」

茶農家:茶摘み人、手伝いスタッフに何人も電話を掛けました

繆さんによると、彼女の家のお茶は比較的良く、生長の勢いもとても良い畑があって、ここ2日間で茶葉は茶摘みの基準に達しました。「今は基本的に長さ2.5cmになったので、摘むことができます。」

彼女はそのように言いながら、茶葉を薄く広げ始め、「みなさんは聞いたことがないかもしれませんが、このようにパチパチと野菜を炒めるような音がすると言うことは、生葉の品質がとても良いということを表しています」といいます。

繆さんは今年の販売量には自信を持っています。
「多くのなじみ客がここで二、三十年お茶を飲んでいます。この2年ほどは感染症の影響でみな来られなくて、郵便で送るように言われてきました。一般に現地に来ないで買うと、多くのものを買うことはありません。しかし、今年は多くの人が自分で自ら来ると言っていて、私は既に油やお米などを準備して、茶摘み人とお手伝いの人も6人呼び、さらにはお茶をいれることのできる若い女性も手配して、お客さんたちをよくもてなそうと思っています」と言います。

西湖龍井茶の製造には、茶摘み、攤放、殺青、回潮、輝鍋、分篩、帰堆、収灰などの工程があり、今日摘んだ生葉は、飲むのに少なくとも2日は掛かります。「今日摘んだお茶は、水曜日か木曜日には飲めると思っています」

繆さんの考えでは、今年の茶葉の販売戦線はより長くなるとみていて、彼女は幅広く準備をしなければなりません。「この時期の茶摘みシーズンの販売量はまず確保されていますし、今年はアジア競技大会があるので、その期間中には多くのお客さんが来るはずですから、さらに販売量を伸ばすことができるでしょう」。

杭州市西湖風景名勝区西湖街道龍井村の党総支部書記の徐勝強氏は、龍井村には1000畝あまりの茶園があり、今日摘み始めたのは龍井43で20%前後の比率を占めます。80%の群体種は、あと一週間後には摘めると見込まれている、と言います。

 茶葉会社:今年は華麗なる復活を期す

龍井村の杭州西湖龍井茶葉有限公司の実店舗にも、多くの人がやって来ていました。

董事長の戚英傑氏によると、茶葉会社にとって、今年は華麗なる復活を期すと言います。「今年の産出額は昨年比で30~80%の増加となる見込みで、目標は1.8億元前後です」と言います。

戚英傑氏は、昨年は感染症流行の影響を受け、3月の茶摘みシーズンには龍井村全体でも殆ど客の姿が無く、3月8日以前の予約注文はとても多かったそうです。しかし、感染症が流行してから、返品も少なくなく、前半の販売ペースは緩やかに下がってしまったとのこと。西湖龍井茶のリーディング企業である彼らもどうすることもできず、その後徐々に持ち直しまして、昨年の産出額は1.3億元でした。

今年は年が明けてから、戚英傑氏は状況が良くなったように感じています。元々、一、二月は販売のオフシーズンで、西湖龍井茶の注文は非常に少ないのですが、今年は意外と多いといいます。
そして昨年と比べて、今年は前半の予約量が多く、大部分は特級がメインで、茶葉会社にとっては利幅も良いと言います。
「なんと言っても、西湖龍井茶は時間が勝負なので、まずは一番茶の最初の波をきちんと捕まえれば、収益はきっと良くなります。」

「私は最近数十人の接客をしていますが、それらには取扱店の団体、馴染みの客などがいて、多い団体では30人が一緒にやって来ます」と戚英傑氏は言います。
「顧客は主に上海、山東省、陝西省、遼寧省、山西省などからやって来ていて、多くの馴染みの客は自ら杭州に来て、杭州のレジャー旅行を楽しみながら、茶園を見てお茶を味わいたいと思っています。
感染症の流行から三年で、多くの人がもうウンザリしているのです。」

 

西湖龍井茶が今年は昨年よりも5日早く茶摘みが始まったようです。
観光を兼ねた産地での購入も増えそうな情勢とのことで、産地の期待は高まっているようです。

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