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福鼎白茶、早生品種の茶摘みが始まる

白茶の産地として知られる、福建省福鼎市では、早生品種の茶摘みが始まっているそうです。

 

ここ数日、気温が高くなり、気候が暖かく湿潤になってくるにつれ、春茶の新芽の成長が促されていて、点頭鎮の最初の春茶の茶摘みが始まりました。

3月5日、紀生縁生態茶園では、園内に生気に溢れた景色が広がり、高さのさまざまな老茶樹があるなか、茶樹は既に新しい柔らかい茶芽を吹き出していて、10名あまりの茶摘みの女性たちが熟練した手つきで今年最初の春茶を摘んでいました。

点頭鎮農業サービスセンターへの取材によると、現在摘まれている春茶は主に”早逢春”、”小早茶”、”福雲6号”などの早熟品種だそうです。しかし、福鼎白茶の”大白茶”、”大毫茶”などの品種全体が茶摘みされ発売されるまでには、まだ半月ぐらいかかるそうです。

取材によると、点頭鎮は福鼎白茶の核心産地で、全部で5万畝あまりの茶園があり、数万畝の優良茶園は山あいに分布していて、生態環境と地理条件は唯一無二のものです。近年、生態茶園の厳格な管理と有機茶園の科学的な管理が高まるにつれ、茶葉の品質は年々上昇し、ここで生産される茶葉は国内外で売れ行き好評です。

点頭鎮は既に最初の春茶の茶摘みが続いていますが、畳石郷もまたまもなく発売される春茶のために十分な準備作業を行っています。

最近、畳石郷竹洋村では、村民の呉日清さんは朝早くに自分の家の茶園に着くと、茶樹の新芽の生長状況を確認して、追肥を行い、新芽が萌芽するのにより良い条件を整えています。

茶農家の呉日清さんによると、昨年11月には既に1回の冬の肥料を与えていて、あと十数日で、私たちも茶葉を摘むことができるでしょう。今日、少し有機肥料を足したので、時期になれば茶葉の成長もより良くなるでしょう、と話します。

お茶の機械を磨き、ラインを検査し、竹かごを洗浄します・・・福建畳石雲霧茶業有限公司の生産ルームでは、スタッフたちが忙しそうに働き始めています。これは春茶の発売をするためのさまざまな準備作業です。

福建畳石雲霧茶業有限公司の董事長・呉素晶氏は、生産面での準備を前倒しして、各部署、倉庫、設備などで行い、もう準備が整っています、といいます。

取材によると、近年、福鼎市は全国茶葉有機肥料代替プロジェクトのトライアル県に選ばれており、全面的に生態システムの改善と厳格に茶園での化学農薬の不使用を実現しています。この時期は、企業もまた村に入って個別に家を訪問する方法で、村民への宣伝を強化し、村民に対して関連する決まりを守るように承諾を求めています。

 

福鼎市でも早生品種は茶摘みが始まっているようです。
有機肥料への切り替えや化学農薬の不使用など、色々な試みも進んでいるようです。

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