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詔安八仙茶の団体標準検討会議が開催される

中国では、今、名茶の基準を団体標準に作り替える作業が進んでいますが、福建省漳州市の詔安八仙茶でも、その作業が進んでいるようです。

 

2021年7月19日、『詔安八仙茶』『詔安八仙茶加工技術規範』『詔安八仙茶の抽出と鑑定方法』団体標準研討会が漳州市詔安県農業農村局によって招集され開催されました。開業両岸茶業交流協会、福建省茶産業標準化技術委員会、福建農林大学、福建種植業技術普及総所、漳州市茶廠などの機関の専門家、県の農業農村局、県の市場監管局などの機関の地方代表と地元詔安の八仙茶の企業の代表が会議に参加しました。

会議は詔安の3つの団体標準の内容を巡って研討が行われ、さらに淹れ方と鑑定標準の中のデータも会場でテストが実施され、専門家チームは標準競うチームから標準編制の状況レポートを聞き取り、標準の草稿に十分な検討と論証を実施するとともに、的確性、専門性、科学性などに関しての修正意見を提出しました。これをもとに、起草チームは今後も調査と研究を引き続き継続し、標準の内容を完璧なものに仕上げていくことでしょう。

詔安八仙茶の原産地は詔安県秀篆鎮寨坪村で、1987年に福建省農作物品種認定委員会によって省級品種となり、1994年には全国茶樹品種認定委員会によって国家級茶樹品種となり、建国以来新たに選抜育成された最初の国家級烏龍茶品種の1つとなり、2012年には元・国家工商総局が認定する中国国家地理標志証明商標を獲得しました。2021年6月、国家農業農村部によって中華人民共和国農産品地理標志に登録されました。
『詔安八仙茶』などの3つの団体標準が制定されることは、詔安八仙茶の製品の定義を明確にし、優良な製造技術を普及する助けとなり、その淹れ方と鑑定方法を規定することで、詔安八仙茶産業の健全な発展と、詔安八仙茶製品の品質を安定させ高めることができ、これによって詔安八仙茶産業の成長の中で頼るべき標準ができ、探すことのできる規範ができることになります。品種と原産地のメリットを利用して地方の知名度を高め、地域公共ブランドを打ち立て、詔安の地元の農村の振興の助けとなることでしょう。

 

あまり日本では見かけることの少ない烏龍茶ですが、こうしたお茶も団体標準を制定しているようです。
ここ1,2年で定義が変わっていくと思われるので、注目して見ておきたいところです。

 

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