清明節を過ぎて、今年の春茶が大量に販売されるようになりました。
浙江省紹興市にある茶葉生産の盛んな嵊州市では、春茶の取引がピークを迎えているそうです。
ここのところ、新茶が続々と発売され、茶葉は販売のピークシーズンを迎えました。4月6日、嵊州市茶葉城に行ってみると、店舗のスタッフたちは皆、忙しそうにしていて、地面の上にはうずたかく積まれた新茶の山があり、様々な精製用の機会はどれも稼働している状態で、宅配便会社のスタッフたちが、各地に出荷する茶葉をパッキングしていました。空気の中には濃厚な茶の香りが漂っていました。
取材によると、清明節が過ぎて、雨前茶が発売されました。明前茶と比べると、コストパフォーマンスがより高く、例年と比較すると、天候の原因で、産量は少し下がったようですが、価格は全体的に安定しているそうです。
午前10時、 嵊州市茶京堂茶業有限公司に取材に行くと、とても忙しそうな光景が広がっていて、ある人は注意深くパッキングをしている最中で、ある人は一袋ずつの新茶を会社の作業場に運んでいるところで、ライブコマースの担当スタッフたちは、次のライブ配信の準備をしているところでした。「朝早くから忙しくて、ようやく注文を2便に分けて出荷を行ったところです」と会社の総経理である呂京娜さんは言います。
会社の事務所には、多くのスタイルの新しいパッケージがあって、山水のものや、竹で編んだもの、木の根を彫刻したものだったり、越劇の要素を含めたものや、唐詩をモチーフにしたものなどは”知書茶礼”と名付けられていて、とても目新しいものでした。
「感染症の流行が落ち着き、好転していくにつれて、現在、茶葉の注文はどんどん増えてきていて、オンラインとオフラインを組み合わせていくことで、今年の茶葉の販売ではきっと良い成績が残せると信じています」と呂京娜さんは言います。
比較的手頃な雨前茶も出回り始めたようです。
4月20日の穀雨頃までには、浙江省の緑茶シーズンはだいたい終了すると思われます。