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河南省信陽市光山県、信陽毛尖も茶摘み始まる

茶産地の中でも比較的緯度の高い河南省ですが、こちらでも既に茶摘みを始めている産地があるようです。

 

俗に「春茶は、3日早く摘めれば宝、3日遅く摘めば草」と言われます。2月26日、河南省信陽市光山県の白雀園鎮の大尖山生態茶業基地では、茶山が碧くうねるようになっていて、茶樹は思いっきり緑を芽吹いて、結愛農家が竹かごを斜めがけにして忙しそうに茶樹の間を動いていて、春の最初の新緑を摘んでいました。

「現在は、毎日摘めるのは4~5斤で、一日の収入は二百元ちょっとぐらいです」毎年春茶の茶摘みになると、近隣の村民たちは皆、茶園に来て茶摘みをします。周桂葉さんのような熟練工になると、1シーズンの収入は五、六千元になることもあります。

ここ2年ほどは、茶摘みの場所にもう一つの”ネット軍団”が表れます。彼らはスマートフォンのような新しい”農機具”を用いて、現場から茶摘みのライブ配信を行います。表側ではライブ配信を絶え間なく行い、裏側では注文が鳴り止まず、信陽毛尖は”電子商取引”という翼をつけて、畑から多くの人々のお茶の間に直接繋がります。

気温の上昇が比較的早かったため、この茶区では春茶の茶摘みが例年より20日も早くなりました。「現在、県内全域で既に1.2万畝の茶園が茶摘みを始めていて、他の地域の茶商たちが私たちの光山県に来て、茶摘み、製茶、品評、契約を現地で行っています。私たちは電子商取引のプラットフォーム、ネット上でのライブ配信の力を借りて、さらに私たち光山県の茶葉の市場占有率と影響率を高めたいと思っています」と光山県の林茶局の責任者である金作銀さんは言います。

光山県は信陽毛尖の主要産地の一つで、”中国茶業百強県”です。光山県では、政府の指導、各部門のサポート、合作社の牽引、大衆が参加するなどの方法で、茶産業の発展を強く押し進めようとしています。現在、光山県の茶産業従事者の数は15万人に達し、茶区の農民の一人当たり平均茶葉収入は5000元以上です。同時に、春茶の茶摘みは地元の春茶の販売、農村旅行、農家楽レストランや宿泊などの”茶経済”産業チェーンも有しています。茶産業は既に光山県の人々の増収を果たす特色ある支柱産業となっています。

 

比較的、茶摘みが遅いイメージの信陽毛尖ですが、光山県では、20日以上も早くなったとのことです。
茶摘みの姿を狙うライバーの写真は引いた画で見ると、なかなか面白い画ですね。

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