広東省潮州市鳳凰鎮の大庵”宋種”の茶摘みが行われたそうです。
先日、20あまりのハシゴ、36人の茶摘み人が2時間を掛け、潮州市潮安区鳳凰鎮の600年古茶樹-大庵宋種が正式に茶摘みを始めました。
鳳凰山で最も代表的な茶樹である大庵”宋種”の樹齢は約600年で、樹高は約7m、樹冠は約6.8mあり、鳳凰山の中では最大の樹冠を持つもので、単株での摘採産量が最も多い古茶樹です。
「毎年春茶を1回摘みますが、茶摘みの時期は大体穀雨の節気前後で、個とそは天候が原因で少し遅れました」と大庵宋種の管理者は言います。今年の大庵宋種は生葉を50斤得ることが出来、最終的に出来る荒茶は10斤前後で、産量は昨年よりも少し減ったそうです。
余瓊さんは2024年大庵宋種の契約者であり、茶葉ブランド”小瓊大富”の創始者です。
今年の大庵宋種の契約について、余瓊さんはその目的は大庵宋種というこの”茶”の名刺を用いて、鳳凰山の優れた生態環境と茶農家が茶山と茶樹を守るという精神をより多くの人に宣伝することで、ブランドの力を通じて、多くの人に生態環境への畏敬と保護を呼びかけていくことにあると述べています。
「今回の大庵宋種の茶摘みについては、私たちは保護的な茶摘みを提唱しています。すなわち3枚の葉があれば2枚を摘み1枚を残すという順番に摘み取る方式で、これによって古茶樹の保護がより良くでき、活かし続けられるのです」と余瓊さんは言います。
歴史的に、鳳凰単叢は単株で摘んで、単株で製茶して、単株で販売されるという生産理念にちなんでその名前があります。
挿し木の技術の成熟と産業の成長ともなって、現在鳳凰山では古樹クラスの茶樹にのみ、このような方法がとられていて、大庵宋種もその中の一つです。
鳳凰単叢茶の原産地と核心産地として、鳳凰鎮の茶葉の栽培の歴史は古く、古茶樹の資源も豊富で、”中国烏龍茶の郷””中国名茶の郷””中国重要農業遺産”等の栄冠を獲得しています。
近年、鳳凰鎮は特色ある産業をより大きくし続け、茶と文化・旅行の融合的な発展を促進し、鳳凰単叢茶産業の高品質な発展を推進しています。
2023年までに、鳳凰鎮の茶葉栽培面積は85000畝を超え、年間の茶葉産量は790万kgあまり、年間産出額は21億元を超え、”一枚の葉っぱが民を豊かにする”を実現しています。
鳳凰単叢の代表的な古茶樹の茶摘みも始まり、烏龍茶も本格的なシーズンに入ってきました。