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武夷山:三代にわたる無形文化遺産の伝承人

中国には無形文化遺産(非物质文化遗产)伝承人という制度があり、武夷岩茶の製法についても無形文化遺産に登録されているため、その伝承人と呼ばれる人が結構な数います。
その中でも唯一の女性茶師として知られる游玉瓊(游玉琼)さんの記事がありましたので、ご紹介します。

游玉瓊さんは、国家級無形文化遺産武夷岩茶(大紅袍)製造技術の唯一の女性の伝承人です。30数年前、游玉瓊さんは父親から小さな茶工場を引き継ぎましたが、今では小さな茶工場は福建省農牧業産業化龍頭茶葉企業となり、游玉瓊さんは武夷山でも遠くに名を知れ渡らせる女性茶人となりました。
5000畝の茶山、年間産量200トンあまり、400名あまりの職員。游玉瓊さんが受け継いだ小さな茶工場は龍頭茶葉企業となりました。しかし、企業はどのようにして運営管理されているのでしょうか?どのようにして自らの岩茶の製造技術をよく伝承し、武夷岩茶を世界各地にマーケティングしているのでしょうか?游玉瓊さんは、その任務を一人っ子で、海外留学から帰ってきた”90後”の方舟さんに”バトンタッチ”しています。”茶の三代目”として、方舟さんはビッグデータを活用して茶葉の生産過程の様々なデータをモデル化し標準化しようと試みているところです。
「無形文化遺産伝承人とは、私にとてもすごい肩書きを与えるものでは無くて、私の肩にその責任と義務を負えと言っているもので、祖先が伝えてきた技術を後の世代に託し、伝統的な岩茶製造の手法を山の外から、世界へと広げていくというものです」と游玉瓊さんは言います。

 

中国の茶業界を牽引してきた名人たちも、どんどん世代交代の時期に差し掛かっています。
このように後継者がしっかりといる場合は良いのですが、伝統的な手作りの製法だけでは量がこなせず、企業経営としては難しくなるため、この十数年ぐらいのバトンタッチの期間が、中国茶業の転機になるかもしれません。

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