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プーアル茶の価格はどのような要素で決まるのか

プーアル茶は非常に高値で取引されるものもあれば、安価なものもあります。
こうした値段がつけられるには何らかの原因があるはずなのですが、価格を左右する要素について紹介している記事がありました。

 

普洱茶の価格を決める要素は大変多く、原料として用いる茶葉の地理的な位置、原料の等級、開発した製品の歴史的意義、製品となった後の保存方法、製品となった後の年数、製品を保存した地理的位置などで、もちろんまだまだ他の要素もあります。今日、雲南国際茶葉交易センターで詳しく話されていた普洱茶の価格に影響を与える原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

一.原料となる茶葉の地理的位置
古くから、古六大茶山の茶葉原料派消費者に最も歓迎されていて、現在の班章、景邁、普洱市鎮沅県千家寨などの茶葉原料が最も人気があって、それに続くのが思茅、普洱、江城、臨滄などの茶葉原料で、価格も大体このような序列になっています。

二.原料の等級
普洱散茶について言えば、一般には12の等級(特級、1~10級、級外)に分けられ、普洱緊圧茶(餅、沱、磚、金瓜、人頭、柱など)は一般的な原料のルールは以下の通りです。餅茶は金瓜、沱茶よりも良いものを用い、その後に磚茶などが続きます(当然、これは大多数がそうだと言うだけで、一概に論じることはできません)。原料の等級が高くなればなるほど、価格は高くなります。

三.開発された製品の歴史的意義
それぞれの時代において、”通常品(常規品)”、”オーダー品(定制品)”、”記念品(紀念品)”、”コレクター品(収蔵品)”、”限定品(限量品)”のように分類されて製品茶は発売されており、それらの品質が保証されているという前提では、それぞれの歴史的記念的な意義であったり、それらの販売量が非常に少ないなどのことから、これらの価格は少し高くなるのは理屈が通っています。

四.製品の貯蔵方法
普洱茶の保存は、乾倉と湿倉に分けられ、純粋な乾倉で保存した茶は普洱茶の真性(自然性)を保つのに有効ですが、陳化(自然後発酵)のスピードはかなり遅くなります。湿倉保存は、人為的にコントロールされた湿度と温度により、急速な陳化(このようにすると普洱茶の真性は大きく破壊されます)を進めることができます。このため、乾倉に保存した普洱茶の価格はやや高く、しかし乾倉のものを飲む人が、湿倉のものを飲む人よりも多いとは限りません。

五.製品の年代
年代が古ければ古いほど価格は高くなります。当然、これはブランドと製品の属性によって言えることで、たとえば、流通性が強く、持続性の薄い大ブランド、有名工場による茶を年月が経た後に比較すると、価格はとても高くなっていることでしょう。

六.製品を保存した地理的位置
地域の地理的位置がこの問題です。なぜなら、それぞれの地方では気候が違います。たとえば湿度と気温の違いなどで、これは乾倉と湿倉の理屈と同じようなもので、湿度が高ければ高いほど、温度が高ければ高い地方で保存する茶は、湿倉の保存条件に近くなります。言い換えると、あまりに高すぎる地方で保存された普洱茶は、価格は少し低くなる、ということです。

七.地域によって決まる販売コスト
地域は製品の価格システムにおける一つの要素です。たとえば、名山茶のようなものであれば、価格は一般にとても高くなります。しかし、そこには人件費のコスト、交通が不便なことによる輸送コスト、さらには宣伝費用などの累積するコストがあり、これらによって元々はそんなに高くない製品であっても、販売されて消費者の手元に届く時には、価格はとても高くなっていることが多いのです。

八.淘宝の店舗や個人の評価吊り上げ
この要素については、多くの人が分かっていることです。一部の淘宝での販売店は、短時間のうちに自分の評価を一定の高さに高めるために、自分で売って自分で買うことをします。特に1元オークションなどでは、売価に達しなければ自分で競り落として評価を高め、売値を超えれば本当の買い手に競り落としてもらって儲けた上で、評価も獲得します。彼らの記録の中では、良い製品の価格も地元の茶農家からは信じられないようなものもあります。しかし、これも一概に論ずることはできず、良心的な販売者もいるので、それにまだ巡り会えていないだけなのかもしれません。

九.その当時の経済状況と市場の動向
この項目は非常に重要です。極端に言うと、これより前のことは考えなくても良いくらいで、この項目が最も注意を払うべきことです。これは新茶と老茶について分けてお話ししましょう。
1.普洱新茶。新茶は一般に生産された年の市場の動向によって決まり、経済の状況と強く結びついていて、影響を受ける度合いは大きく、変動幅も大きくなります。たとえば、新しいお茶が出たとき、その産地、原料、製造技術とブランドの総合的な要素によって、発売後数ヶ月の間に値上がる幅は非常に早くなります。しかし、市場が良くないときは元々の値段から急転直下することもあり得ます。
2.普洱老茶。老茶は一般に時間の蓄積によって価値と価格ができます。このようなお茶は時間の経過が長年にわたっているので、再び市場に出てくる頃には、価格は数倍、数十倍、さらには百倍になっていることもあります。もし現状で良くなければ、老茶もまた一文の価値もありません。

十.その他の要素
1.原価割れの販売。常識的に言うと、原価を割るのは商売ではありません。ここ2年ほど、普洱茶業界では、”飛び降り自殺”のように損失を出す販売業者や個人は多くおり、彼らの製品の中には高品質な製品があることも珍しくありません。
2.偽物や劣悪な製品も市場に確かに存在し、一部の違法業者やブランドの盗用、粗製濫造を行う業者もあります。
3.短期間の収益を求めるためにいたずらに高い価格をつけ、倍以上の価格にする。

普洱茶の価格に影響を与えるのはこのような要素です。もちろん、これ以外の要素もあります。実際のところ、普洱茶の良し悪しを決めるのは、普洱茶自身であって、実際に試飲をしてみて、良い普洱茶だと思えるものが最も実用的です。つまるところ、”口に合うものが良い”ので、あなたに合った普洱茶が本当に良い普洱茶です!あなたの心の中にある評判が価値と基準なのです!

 

日本人は誤解しがちなのですが、等級については、原材料の細かさを表す指標なので、原料が細かい=茶摘みのコストが高いということなので、必ずしも品質には結びつきません。
それ以外の要素については、ほぼここに書かれている通りかと思います。

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