白茶の名産地とされる、福建省南平市の政和県で白茶の生産が始まったようです。
春がやって来て、万物は蘇り、生気に満ちあふれた福建省南平市政和県の嶺腰郷にある生態茶園では、茶農家がちょうど新鮮な白茶を摘み取っているところでした。
2019年の下半期から、嶺腰郷は政和県生態銀行の取引プラットフォームの支援を受けて、”白茶+生態銀行”の新しい仕組みを導入し、胡屯仔、周弄洋などの村と協力し、27軒の村民の茶山500畝あまりを流動化させました。村民は茶山に出資することもできますし、茶園で働くことも出来るので、豊かになる道がより開けたことになります。
”生態銀行”は南平市が実践するグリーン成長理念の中で作られた新しい仕組みで、”白茶+生態銀行”は政和県の実施する政策と有効に結びつきます。政和県は取引プラットフォームを通じて、譲渡、賃借、信託管理などの方法で、小規模な散らばった茶山を有効に統合、アップグレード、開発し、”茶山を資産に変え、資金を出資金に変え、茶農家を株主に変える”ことを実現しています。
中国では茶農家が零細であることが課題となっており、ここで紹介されているような茶園の流動化などの試みも行われています。