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武夷山市政府、”茶青カード”を導入

先日ご紹介した武夷岩茶の天価茶問題についてですが、早速対策が発表されたようです。

4月15日,武夷山市政府召开的“认标购茶”新闻发布暨培训会宣布,15日起推行武夷茶“认标购茶”管理。

4月15日、武夷山市政府は”認標購茶”記者会見と研修会の発表を行い、15日から武夷茶の”認標購茶”管理を行うとしました。

8日、新華社の”新華視点”で放送された、『”大師”、”山場”の標識を貼るだけで、1斤の岩茶が数千元から数十万元につり上がる!』で、一部の茶商が勝手に”山場”、”大師”の標識を貼り、法外な値段に岩茶を吊り上げていた問題について報道され、社会の注目を集めました。武夷山市政府は15日、これに回答し、これらは消費者の権益を損なうもので、さらに武夷茶の名声に深刻な影響を与えるとし、この日から”認標購茶”を推進し、持続的に市場の整理に努め、法に基づいて権利侵害や虚偽の宣伝などのいい加減な行為を取り締まり、消費者に安心して購入し、本来の価格での武夷茶を購入して貰えるようにすると発表しました。

取材によると、武夷山市の茶農家、茶葉会社は”茶青カード(生葉カード)”を申請して受け取ることができ、”茶青カード”を申請した茶農家あるいは企業は、必ず武夷山の地理保護地域内の合法的な茶園であり、かつ3年以上の茶摘みの年に到達している必要があります。確定した生葉の数量は”茶青カード”のアカウントに登録され、”茶青カード”の内容は郷鎮、村の具体的な生産地域と農家の氏名に及びます。

”商品標”のページ内容は、地理的表示証明商標と保護製品公共標識を兼ねるほか、重点的に”武夷山大紅袍”、”正山小種”証明商標の文字を重点的に表し、偽造防止とトレーサビリティ機能を持たせています。
同時に、”大師茶”の販売に関する厳格な規範をし、”茶葉の加工に参加していない随意の署名”や、”特級製茶工芸師”のような栄誉称号を厳しく取り締まります。茶業のコンテストにも規範を作り、様々な民間や非正規のコンテストの反乱を防ぎ、さまざまな賞の受賞カップや証書などが濫造されている現象を根絶します。

武夷山市政府の担当責任者は武夷山は市場の混乱の整理を続けていき、武夷岩茶の市場環境の浄化を図る、と述べています。

 

大きく報道されたことと非常に厳しい批判があったことから、すぐに対策を打ってきたようです。
岩茶の流通の仕方が少し変わっていくかもしれません。

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