福建の烏龍茶産業の供給側の改革項目について、福建省科学技術庁が発表していました。
福建乌龙茶产业供给侧改革取得成效
国家星火计划重大项目“乌龙茶产业关键技术优化升级与示范推广”集合福建省农科院茶叶研究所、福建农林大学、省种植业技术推广总站和福建八马茶业有限公司等18家科研、生产企业共同实施,从供给侧着手推动乌龙茶产业的转型升级,目前该项目已顺利通过专家验收。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201608/00005275.html
国家星火計画の重大プロジェクトである”烏龍茶産業のキーテクノロジーのグレードアップと模範を示すことによる普及”は、福建省農業科学院茶葉研究所、福建農林大学、福建省種植業技術普及総センターと福建八馬茶業有限公司など18の科学研究機関、生産企業などが共同で実施し、供給側から烏龍茶産業のモデルチェンジとアップグレードに着手したもので、現在、このプロジェクトは既に専門家による検証に無事に入りました。
1つめは、市場の需要にあった新品種を研究開発、育成することです。烏龍茶向けの品種、軽発酵烏龍茶の加工と品質安全トレーサビリティーシステムなどの模範茶園は累計で26カ所建設され、有機製品の認証を獲得した企業は6社、緑色食品認証を受けた企業は3社あります。香りの高い優良な烏龍茶品種である金観音、金牡丹などの新品種の模範茶園は1540畝建設され、地元の主力栽培品種である福安大白茶と福雲6号に比べて効益は2倍あまりで、省内全域の茶区に8万畝ほど広がり普及させました。
2つめは標準化、生態化茶園の建設です。生態茶園と山地茶園の複合生態システムの模範茶園は3065畝建設され、中心地区の茶の産量は11.3%上昇し、品質も1等級以上高まっていて、植物による炭素固定量と土壌の炭素備蓄量はそれぞれ、66.5%と45.4%高まりました。茶樹の病虫害緑色防除の中心的な模範茶園は4190畝あり、病虫害の総合防除の効率は87.3%に達し、茶葉の産量は平均すると13.1%上昇しました。
3つめは、茶の製造技術設備のアップグレードを実現し、製品の付加価値を高めることです。連続クリーン化烏龍茶製造生産ラインは3本作られ、連続自動化烏龍茶製品包装生産ラインは2本作られています。また、香りが高く素早く溶ける烏龍茶粉、香りが高く素早く溶ける紅茶粉、香りが高く素早く溶ける緑茶粉ななどの新製品の3大種類が開発され、茶ポリフェノール、テアフラビン、カフェインなどの茶の有効成分抽出率も3.9%高まりました。
4つめは、茶の品質安全管理情報化と規範化の推進です。茶の病虫害診断と防除のエキスパートシステム、モバイルによる茶の病虫害に関するエキスパートシステムのスマートプラットフォーム、茶樹の病虫害のデータベース管理システムと茶の品質安全トレーサビリティーシステムなどの4つの応用ソフトウェアが開発されました。
福建省では烏龍茶に関して、上記のような改善プロジェクトを行ったとのことです。
こうした内容をきちんと報告し、専門家による検証を行うというのは、ある意味、きちんとしたPDCAのサイクルが回っているということを示しています。中国の茶業ではこうしたマネジメントも比較的良く出来ているため、急速に成長を遂げているという面もあるかもしれません。