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武夷山の春の製茶も終わりに近づく

武夷山では最も遅く摘まれる雀舌の製茶が行われていて、春の製茶シーズンも終わりに近づいているようです。

雀舌茶有序制作 武夷岩茶春茶季进入尾声

24日,武夷山市有凤乐攸岩茶厂的周泽有正在制作雀舌。当天,在武夷山,不仅是周泽有,许多岩茶厂都在紧张有序地制作雀舌。作为目前武夷岩茶品种中的最晚生种,雀舌做完之后,就意味着以大红袍为代表的武夷岩茶春茶季结束。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201605/00004627.html

24日、武夷山市有鳳楽攸岩茶廠の周沢有さんはちょうど雀舌を作っているところでした。この日、武夷山では周沢有さんだけでなく、多くの岩茶の工場では皆、雀舌を作っていました。現在の武夷岩茶の中では最も晩成種であり、雀舌が作り終われば、これは大紅袍を代表とする武夷岩茶の春茶シーズンが終わることを意味します。

大紅袍を代表とする武夷岩茶の中で、雀舌はそのうちの1つの名叢です。文献を探してみると、羅盛財によって、70の武夷岩茶の名叢を収録した『武夷岩茶名叢録』にはこのような記述があります。雀舌。九龍窠が原産で、1980年代初めに大紅袍の第一叢の母株から有性繁殖させた中から選抜育成されたもの、とあります。ここでは、雀舌と大紅袍の母樹との間には濃厚な縁があることが分かります。なるほど、武夷山に行ってみると、時々古い茶人から母樹大紅袍の中の1つが雀舌と聞くことがあるわけです。

武夷山は茶樹の”品種王国”です。山の中には代々伝えられてきた有性の在来茶樹品種が残されており、地元の人たちはこれを菜茶(すなわち奇種)と呼びます。長年の自然雑交を経ることで、多くの優れた木が沢山出てきて、たとえば歴史上で有名な”名叢”(大紅袍、鉄羅漢、白鶏冠、半天妖、水金亀)や肉桂などです。これらはいずれも有性繁殖の在来種から分離して、選抜育成された優良品種で名叢となります。武夷岩茶だけに限っても品種はこのように非常に多く、茶農家は1000種以上の品種があると言われていて、茶葉誌に記載のある慧苑岩に名前がある品種だけでも264種に上ります。

現在、雀舌の武夷山での栽培面積は3000畝を超え、これらの雀舌の茶苗の出所は、いずれも直接或いは間接的に武夷山市の仙茗岩茶廠からやってきたものです。

 

武夷山の製茶のトリは雀舌なのだそうです。とにかく品種の多い地域なので、そうした面でも面白い産地だと思います。

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