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創意工夫で業績を伸ばす紹興の茶業者たち

浙江省紹興市は、伝統的に平水珠茶などの茶どころとして有名な地域です。
最近は越紅工夫の無形文化遺産申請に加え、黒茶の生産や蒸し製の抹茶の輸出などニューパワーがどんどん台頭してきているようです。

 

“越红工夫”申遗 蒸青抹茶出口 绍兴茶商延伸产业链”

绍兴茶业圈最近创新不断:诸暨市东白湖镇欲将“越红”制作工艺申报非物质文化遗产名录。日前,爱茶人士齐聚当地召开“越红”重走“丝绸之路”研讨会,品开春新茶,议“越红”申遗。绍兴茶商或将茶枝变废为宝,或深加工研发,拉长茶产业链。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201603/00004144.html

紹興の茶業は最近、絶えずイノベーションを続けています。諸曁市東白湖鎮では、”越紅”の製造技術の無形文化遺産への登録をしようとしています。現在、お茶を好む人々が集まり、”越紅”を再び”シルクロード”へというフォーラムが開催され、春の新茶を味わい、”越紅”の無形文化遺産申請について議論しました。紹興の茶商は茶枝をゴミから宝へしようとしていたり、高度加工の研究開発を行って、茶産業のチェーンを伸ばそうとしています。

 

”越紅工夫”を伝承し、市場へ乗り込みます

ここ数年、国務院の発表する国家級無形文化遺産リストの中には、茶の姿が多く見られます。そのうち、”西湖龍井”の伝統製茶技術は早くから国内外に知られており、国家級無形文化遺産に登録されました。

”越紅工夫”茶の歴史は古く、諸曁市が主産地です。『中国茶経』の記述によれば、1950年代から80年代にかけて生産の最盛期を迎え、紹興地区の主要な海外への販売茶の1つとなっていました。1980年、”越紅工夫”は商業部から金賞を受賞し、1985年には、国家優質産品の称号も得ました。

諸曁市茶文化研究会会員で高級農芸師の陳元良氏によると、”越紅工夫”茶はかつて、”外観が細くてしっかり締まっていて、色沢は黒くて艶があり、水色は赤くて明るく、滋味は旨みがあって爽やか”という品質の特性から、ロシア人の好評を博し、かつてはロシアの茶葉市場でシェア90%を獲得しました。しかし、これが過度な摘み取りを招いてしまい、”一年の失敗が、三年の減産、十六年の停滞”となった教訓をしっかりと覚えていなければなりません。

今では、政府と古参の技師の努力を通じて、”越紅工夫”茶は生産を回復し、伝統をよりよく受け継いで、高めていくことができています。2015年には、中国茶業博覧会で再び一つののろしを上げて、市場価格は1kg2000元に達しました。

「諸曁市には現在11万畝の茶園がありますが、茶の種類が単一化、製品の同質化は茶業の構造的な調整を強いられることになり、新しい歴史の条件の下で、政府には新しいプラットフォームや政策の発表を行って、茶の資源の様々な利用と伝統の”越紅工夫”の製造技術を活かし、地方ブランドを丹念に育成することを提案します」と陳元良氏は言います。これは現在大量に捨てられたり、或いは摘まれない夏秋茶の資源を十分に利用することだけでなく、茶業の加工チェーンを延長し、山地の農民に収入の増加をもたらして豊かにしていくプロジェクトでもあるのです。

 

老葉や枝を黒茶に”変身”させる

剪定した老葉や枝は往々にしてゴミになりますが、嵊州市のある茶農家はこれを宝物として、春茶の茶摘み後の老葉や枝を買い取るための電話予約に追われています。

この茶農家は黄堯興さんといい、68歳の片腕の無い老人で、嵊州市石璜鎮渓西村で茶園を経営しています。2007年、彼は安吉から白茶の苗を導入しました。2009年、村の白茶の栽培面積は112畝にまで拡大し、黄堯興さんは一人で32畝を植え、この村は嵊州市の白茶産地の1つになっています。2009年11月、黄堯興さんは嵊州市で初めての障害者を主体とした茶の専業合作社を立ち上げ、その社長に就任しました。

次に、黄堯興さんはゴミを宝にする新しい試みに励むことになります。「剪定した古い枝や葉は、まさに黒茶を製造する原料であり、今年湖南のお客さんは既に5万kgの予約をくれたので、私たちは急いで準備をしなければなりません」

「毎年の春や秋は、茶農家はみな茶樹の剪定を行い、剪定を行って出た枝にある茶はあまりにも成熟しすぎていて、珠茶にはできず、茶園に捨てるか燃料として焼いてしまいます」と黄堯興さんはずっとこの利用を考えていました。

昨年の夏、友人から黒茶に加工をした方が珠茶にするよりも遙かに利益が高いことを知り、そこで3万元を投じて中古機械を1セット購入し、昨年8月から黒茶の加工を始めました。彼は近くの茶園から1kg0.6~0.7元の値段で枝と茶葉を買い入れ、最も多いときには一日で2.5万kgを買い入れました。

黄堯興さんは計算をして見せます。50kgの珠茶を作るにはコストが360元かかります。昨年は市場が低迷して、1kg当たり280元でしか売れませんでした。しかし黒茶の加工技術は簡単で、人件費と燃料費は珠茶の半分に過ぎず、50kgあたりのコストは160元しかかかりません。市場での販売価格は1kgあたり180~230元の間です。「去年はわずか数ヶ月で数万元は儲かりました」と黄堯興さんは嬉しそうにいいます。

取材によると、黒茶は我が国の六大茶類の1つで、加工の過程では、長時間の渥堆発酵を行う必要があり、茶の色は黒褐色や黒色に変化します。黄堯興さんは、今年彼は高級黒茶の加工を試してみようと準備しています。

 

抹茶を製造して”スターバックス”の供給メーカーに

紹興市高新区富盛鎮には、茶業界の1つの”偉人”を抱えています。昨年、抹茶を400トン販売し、全国最大の抹茶生産企業となりました。すごいことに、今年の初めにはここでは、1万畝近い茶園が全てドイツCERES有機茶園の認証を受けています。この証書はとても貴重で、欧米や日本などの市場へ輸出できるのはもちろんのこと、国内の販売でも金色の看板となるのです。

この茶葉会社の名前は”紹興御茶村茶業有限公司”といい、2006年に少量の抹茶業に足を踏み入れ、日本への輸出が主で、その後EUへの輸出を行っていて、現在では国内市場でも飛ぶ鳥を落とす勢いで、国内販売が今や輸出を上回っています。”御茶村”は”スターバックス”、”ネッスル”などの20あまりの食品メーカーの抹茶の供給メーカーとなっています。現在、会社には12本の抹茶生産ラインがあり、今年はさらに6本の生産ラインを加える予定です。

抹茶は微細な粉末状に碾いて加工した蒸製した緑茶で、その栄養成分が豊富なことから人々に好まれています。伝統的な茶葉と比べると、抹茶は直接飲む以外に、広く様々な食品や健康食品、化粧品などの業界に応用できます。

茶は”飲む”から”食べる”に変わることで、その身分を大きく高めます。ここ数年、抹茶の価格は年々上昇しています。”御茶村”の品質の良い抹茶は1000gで360元前後で売れ、これは普通の珠茶の10倍以上にもなります。現在、”御茶村”は自分の抹茶ブランドの店を立ち上げ、抹茶ケーキ、抹茶コーヒーなどの店舗の経営を行っていて、抹茶産業のチェーンを伸ばしています。

現在、富盛鎮は抹茶小鎮を建設しており、4月には”抹茶マラソン”を開催し、茶園の春の美しい景色に出会うことができます。

 

日本や台湾の茶業界しか知らないと、茶業はどちらかというと停滞というか斜陽産業的なとらえ方をされます。が、中国において、茶業界は急成長産業であり、これからの産業と位置づけられているので、このような景気の良い話はバンバン飛び交っています。
創意工夫が新しい市場や製品、成長機会を生み出しているのです。

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