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上海の春茶価格動向

上海の茶業団体が今年の春茶の価格動向を発表していました。

上海春茶价格或与往年持平 茶品整体品质优于往年

来自上海市茶叶行业协会的信息显示,尽管近期浙江、安徽、江苏等主要产茶区遭遇春寒,但因前期入春气温回升较快,因此对整体茶情影响不大。杭州地区因前期气温偏高,43号龙井已萌芽,预计最快下周就能开采。同期有望开采的品种还有黄山毛峰以及苏州洞庭碧螺春,这些即将于下周开采的品种总量不足100吨,其中高档茶量相对减少。此外,福鼎白茶和云南普洱茶预计最迟也将在3月20日前采摘。由于今年寒流与倒春寒的影响,整体产量没有去年多,但品质或优于往年。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://www.t0001.com/portal.php?mod=view&aid=3999

上海市茶葉業界協会の情報によると、近頃、浙江省、安徽省、江蘇省などの主要な茶産地域で春の冷え込みに遭遇しましたが、それまでの春に入ってからの気温の上昇が早かったため、全体としてはお茶の状況への影響は大きくありません。杭州地区はそれまでの気温がずっと高く推移し、43号の周囲は既に萌芽し、次の週には摘むことができるでしょう。同じ時期には黄山毛峰や蘇州の洞庭碧螺春なども摘める見込みで、これら次の週に摘み始まるお茶の種類の総量は100トン足らずで、そのうち高級茶の量は相対的に減少しています。このほか、福鼎白茶と雲南普洱茶は最も遅くても3月20日前には摘み取りが始まると予想されています。今年は寒流と寒の戻りの影響で、全体の産量は昨年ほど多くありませんが、品質は例年よりも良くなっているようです。

現在、既に春茶の茶摘みが始まっている地域は、広西チワン族自治区崇左市龍州県、柳州市三江県、融水県、四川省宜賓市、貴州省六盤水市水城県、銅仁市石阡県などで、これらの地域の今年の新茶は既に続々と発売されていて、海南省五指山の春茶に至っては、すでに第2便が到着しています。

「明前茶は貴重なこと金のごとし」と言われますが、今年は年初の寒波の被害が茶の産量と春茶の茶摘み・発売の時期に影響していて、多くのお茶の愛好家も今年の春茶の価格が上がるのではないかと心配しています。しかし、茶葉産業協会のベテランが各茶区で既に発売されている春茶の価格から計算をして予想すると、今年の春茶の価格は例年と同じぐらいで、変動は大きくないと見られ、具体的な価格はまだ今後の天候の状況を見る必要があります。このほか、価格と茶の品質には密接な相関があり、調査から見ると、今年の茶の品質は全体的には例年より優れていて、加えて、市場、産量と茶摘みコストなどの様々な要因の影響で、2016年の春茶の価格は横ばいながらも少し値上がる可能性もあります。

このほか、注意を呼びかけたいのは、市場環境に大きな影響を受けたので、現在市場には2015年の緑茶、とくに高級緑茶の在庫量がかなり多くなっています。消費者の方は今年の新茶を選ぶときには特に注意が必要で、”倉庫行き”の古いお茶を買わないように心がけて下さい。

 

上海の業界団体の推計ですが、これにはここのところの寒波の影響は入っていないので、ちょっと楽観的な見通しかもしれませんね。
ただ、昨年の高級茶の在庫がまだかなり残っている、という情報が打ち明けられるほどですので、あまり人が買わないようなお茶は、リスクが高いと言えそうです。

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